Feature Art ミヒャエル・ボレマンス、穏やかで不穏なシュルレアリスム

ミヒャエル・ボレマンス、穏やかで不穏なシュルレアリスム

写真:江森康之 文:青野尚子

週末の展覧会ノート Book 03:ベルギーの画家、ミヒャエル・ボレマンスの個展が原美術館で開催中。

ミヒャエル ボレマンスは1963年ベルギー出身のアーティスト。現在、ゲントを拠点に制作活動を続けています。もともとは写真を手がけていましたが、30代になってから画家に転向しました。といっても完璧主義者の彼は寡作です。世界中の美術館が彼の個展を熱望していますが、絵と同様、展示にも完璧を求めるボレマンスはなかなかOKを出しませんでした。彼の絵はとても人気が高く、描くそばからコレクターの手にわたってしまうことも展覧会の開催を難しくしています。その彼が自ら、「この美術館で個展をやりたい」と言ったのが原美術館でした。
「76年前に建てられた邸宅の雰囲気が残っているのが気に入ってもらえたようです。『パーフェクトだ』とおっしゃっていました」と坪内さんは言います。
上段写真:担当学芸員の坪内雅美さん(左)と。
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