Feature Art アーティスト・松山智一が、新宿駅前の人の流れを変える。

アーティスト・松山智一が、新宿駅前の人の流れを変える。

写真・文:中島良平

活用されず、怪しげな雰囲気が漂っていた新宿東口駅前広場。その空気を一新すべく、国内でも有数の大規模なパブリックアートが誕生した。手がけたのは、ニューヨークを拠点に活動を続ける松山智一だ。

アーティスト・松山智一が、新宿駅前の人の流れを変える。

新宿駅東口の駅前広場に立つ松山智一。背後にそびえる立体作品『花尾 Hanao-san』は、台座も含めて高さ8メートル、鏡面仕上げの表面が街の光を取り込む。

2016年にバスターミナルビル「バスタ新宿」が開業するなど、新宿駅では南口から東口にかけて大規模な再開発事業が進められてきた。そして2020年夏、事業のハイライトとして東口駅前の広場がパブリックアートとなって生まれ変わった。『花尾Hanao-San』と題する鏡面仕上げのステンレス製の彫刻作品が中央にそびえ、自然をモチーフとした床面ペインティングが広場を彩る。手がけたアーティストの松山智一は次のように話す。

「東京はこれだけの国際都市なのだから、街から文化発信をしていくべきだと考えています。しかも新宿駅というのは、世界一の乗降者数を誇る駅です。ニューヨークであればグランドセントラル・ステーション、ロンドンであればヴィクトリア・ステーションというように、ハブとなる大きな駅には必ず憩いのスペースがあります。新宿にもそれが必要だと考え、このプランを2年半前に提案させていただきました」

独学でアートを学び、ニューヨークでキャリアをスタートした彼に話を聞くと、歩んできた経歴が今回のプロジェクトのコンセプトを方向付けたということがわかる。

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