Feature Art KYOTOGRAPHIE 2020:写真を通して未来へのVISIONを共有する。

KYOTOGRAPHIE 2020:写真を通して未来へのVISIONを共有する。

写真・文:中島良平

2013年にスタートし、毎年春に開催されてきた「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために開催時期の変更を余儀なくされ、9月19日より開幕した。その展示の模様をいち早くレポートする。

KYOTOGRAPHIE 2020:写真を通して未来へのVISIONを共有する。

大阪を拠点とする「ちんどん通信社」の主要メンバーが開幕を祝して登場。オマー・ヴィクター・ディオプの作品を採用したメインヴィジュアルを背に、ちんどん鳴らしながら出町桝形商店街を練り歩いた。

写真というメディアで未来を見せることはできないが、過去を刻々と記録して未来へと伝えていくことはできる。その過去の集積と現在を見つめることで、未来を想像することができるのではないか。

今回、KYOTOGRAPHIEが「目に見えるもの」と「想像して思い描くもの」の両方を意味する単語「VISION」をテーマに選択した背景には、未来への見通しがもちづらい現代において、「この先の未来を皆で共有し、皆で切り開いていく」という、KYOTOGRAPHIE共同創設者で共同ディレクターを務めるルシール・レイボーズと仲西祐介の強い意思がある。

この「VISION」というテーマで選ばれた10名の作家によるメインプログラムを市内14会場に展示するほか、サテライト・イベントとして公募プログラム「KG+」が市内各所で、アソシエイテッド・プログラムとして3つの写真展が行われている。いくつかの展示を巡るうちに、写真表現がもつ2つの特性が見えてきた。

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