“視覚の革命”を起こした、ヤン・ファン・エイクの名画を訪ねてベルギーへ。【後編】
写真:吉田タイスケ 文:青野尚子
ベルギー、ゲント(ヘント)の聖バーフ大聖堂にあるヤン・ファン・エイクの『ゲント(ヘント)の祭壇画』。この名画の一部が修復されたのを機に、ゲント美術館と聖バーフ大聖堂で大規模なヤン・ファン・エイクの展覧会が開催されている。前編は聖バーフ大聖堂、中編はゲント美術館、後編ではゆかりの地であるブリュージュとメッヘレンの地へ。3つの街を巡って、ファン・エイクの足跡をたどる。

ブルージュの街角に立つヤン・ファン・エイクの銅像。
前編では現代美術の展示が行われる聖バーフ大聖堂、中編では、ゲント美術館で開催中のヤン・ファン・エイクの特別展『ファン・エイク オプティカル・レボリューション』を取り上げたが、後編ではファン・エイクゆかりの地であるブリュージュ、メッヘレンの街並みや美術館を紹介していく。
ブルージュの街角には、ヤン・ファン・エイクの銅像が建っている。絵筆と絵を持ったその姿は、『ゲントの祭壇画』の下段左パネルに描かれたファン・エイクの自画像か、と言われている男性に似ている。
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