Feature Art 「バルテュス展」、少女という“完璧な美の象徴”を描いた巨匠。

「バルテュス展」、少女という“完璧な美の象徴”を描いた巨匠。

写真:江森康之 文:青野尚子

週末の展覧会ノート 04:日本では過去最大となるバルテュスの個展が、一昨年リニューアルを遂げた上野の東京都美術館で開催中です。

バルテュスはピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家。ポーランド貴族の末裔として画家・評論家の両親のもと、1908年にパリで生まれました。1961年、ローマにあるヴィラ・メディチのアカデミー・ド・フランス館長に任命され、日本古美術の調査のため来日。そこで出会った出田節子さんと結婚します。その後スイスの山荘「グラン・シャレ」に居を構え、2001年に没するまで制作を続けました。

上段写真:左から『白い部屋着の少女』(1955年、115×88cm、ピエール・アンド・ターナ・マティス財団)、『目ざめ(I)』(1955年、161×130.4cm、スコットランド国立近代美術館)、『横顔のコレット』(1954年、92.5×73.5cm、節子・クロソフスカ・ド・ローラ・コレクション)
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Feature Art 「バルテュス展」、少女という“完璧な美の象徴”を描いた巨匠。