GIORGIO ARMANI / ジョルジオ アルマーニ

2020-21年 秋冬 メンズ・コレクション

ショー冒頭に登場する一連のスポーツウエアは、「NEVE（雪）」と名付けられたカプセルコレクション。服から手袋に至るまで、雪山にふさわしい機能やスタイルに特化したアイテムがずらりと並んでいる。その後に続くサンドベージュのルックからが本コレクションだ。今季のテーマは、「触覚」。触ったとき、着たときに温かみを感じられる、ウォッシュド加工を施したウールやアルパカなどの天然素材から光沢のあるベルベットまで、服好きの心に響く触り心地が深く追求されている。オーバーサイズのコートは、ラグラン袖で一枚仕立ての軽妙な一着。どの服も触感をよくするために余計な要素が省かれた。色彩はアルマーニならではのサンドベージュから、カーキグリーン、ブラウン、グレーらの秋冬らしいラインアップ。アクセントにジオメトリックな柄も加えつつ、コレクションを締めくくっている。