ETRO / エトロ

2019年 春夏 メンズ・コレクション

現在のアパレル産業が抱えている問題である、サステナビリティに焦点を当てて制作されたコレクション。素材には大量の水を消費しないで栽培できる麻を使ったり、コットンでもオーガニックなものを用いたり。染色は可能な限り、ビーツやコーヒーといった自然染料が採用されています。デザインのテーマになったのは、東南アジア、アフリカ、日本のビジュアル文化。それぞれの地域で生産された布などを積極的に使っているのも、今季の大きな特徴です。服のシルエットは、ゆったりした旬のバランス。着丈が長いダブルのブレザーに深いプリーツのワイドパンツを組ませ、インナーにジレを着込んだルックは、1930～40年代のダンディな男を彷彿させます。