休日への妄想が止まらない、ベランダで本格BBQが楽しめる新・電気グリルをリサーチ
都会のマンションのベランダで本格バーベキュー(BBQ)を楽しめる――。
そんな触れ込みを聞き、妄想が膨らんだ。昼間からビールを飲みつつ、塊肉をじっくりと焼く。自宅なら映画を見ながら、本を読みながら、友人を招いて話しながら、様々な「ながら」を気ままに。そうした休日の過ごし方が可能なのでは、と。
そこで、情報元の世界最大手グリルメーカー「Weber(ウェーバー)」の国内旗艦店「ウェーバーストア青山」へ取材に訪れた。このほど発売された「ウェーバー・パルス1000」は、コンセントに挿すだけで直火にも劣らない高温調理が可能な新しい電気グリルだ。
今回、ウェーバー公認シェフであるブックマン健介さんに、実演を交えてこの電気グリルについて説明してもらった。
「このグリルのポイントは、電気でもパワフル、アプリで調理可能、操作の簡単さの3点です」
ブックマンさんによれば、ウェーバー・パルス1000はガスグリルと遜色のない316度まで温度を上げられるため、一般的なBBQメニューは問題なく調理できる。加えて、ノブを回して温度調整が簡単にでき初心者におすすめだという。消費電力は1300Wで、1時間当たりの電気代は35円ほどだ。
また、IoT機能搭載しているのも大きな特徴。グリルを公式アプリと連動させれば、スマートフォンがタイマーや温度計の代わりになる。さらにアプリに多数掲載されているレシピから好みのものを選ぶと、準備から仕上がりまでの工程について順を追って説明が表示される。
ちなみに、ブックマンさんはアメリカ・カリフォルニア州育ちで、学生時代の夏休みには多い時で週5日もBBQをしていたという。狂気すら感じるが、アメリカではそれほど珍しくないのだとか。そんなブックマンさんも現在は東京都内のマンション暮らしで、この電気グリルを愛用しているそうだ。
「ちょっとした料理をするのにも便利です。最近ではよく焼き芋を作っています。弱火でじっくり焼くとすごく美味しくできて、いつも妻と子どもが喜んでいます」
以前、日本ではBBQ文化が根付きにくいと聞いたことがある。人口の多くが都市部で生活していて自宅に庭がなかったり、直火を起こせない環境だったりというのが理由とのことだ。そうした課題をクリアしたウェーバーの新・電気グリルは、事態を打破できるのか。少なくとも、僕は休日の妄想を実現したい思いが高まっている。