湿潤な気候のもと有機農法で育てた、北海道・余市のワインに世界が注目。

湿潤な気候のもと有機農法で育てた、北海道・余市のワインに世界が注目。

湿潤な気候のもと有機農法で育てた、北海道・余市のワインに世界が注目。

左から、自家栽培したブドウでつくった、「ドメーヌ タカヒコ」の「ナナツモリ ブラン ド ノワール 2017」、「ナナツモリ ピノ・ノワール 2018」。撮影:佐々木育弥

札幌からクルマで約1時間の場所にある北海道・余市町。NHKドラマ『マッサン』で話題になったニッカウヰスキー蒸留所が有名だが、ワイン好きには上質なナチュラルワインの産地として知られている。Pen4/1発売号の取材で、そんな余市ナチュラルワインのいまを探るべく現地へ赴いた。


現在、余市町には10軒のワイナリーがあるが、10年前にはたった1軒しかなかったそうだ。その先駆けともいえるのが、曽我貴彦さんが営む「ドメーヌ タカヒコ」。曽我さんは、北海道の中でも比較的温暖で水はけのいい土地の特徴に着目し、2010年、ここ余市町でワインづくりを始めた。しかも日本の気候では栽培が難しいといわれるピノ・ノワールの有機栽培に挑戦し、さらに自身で醸造・熟成も行った。


その挑戦から10年を経た20年2月、「ドメーヌ タカヒコ ナナツモリ ピノ・ノワール 2017」がデンマーク・コペンハーゲンのレストラン「ノーマ」のワインリストに日本のワインとして初めて名を連ねるという快挙を成し遂げた。ノーマは「世界のベストレストラン50」で4度も1位に輝いたレストランである。そして現在、ドメーヌ タカヒコに続くように、「ドメーヌ モン」や「モンガク谷ワイナリー」など、その他のナチュラルワインメーカーの評価もぐんぐん上がっている。その魅力については、2021年4月1日(木)発売のPen「北海道を、極める。」特集にて。乞うご期待!(編集RK)


余市の他、北海道の魅力については、北海道観光公式サイト「Good Day HOKKAIDO」にも充実。夏に向けてのぞいてみては?


日本語:https://www.visit-hokkaido.jp

英語版:https://en.visit-hokkaido.jp

繁体字版:https://tw.visit-hokkaido.jp

湿潤な気候のもと有機農法で育てた、北海道・余市のワインに世界が注目。

畑でブドウの様子をチェックする「ドメーヌ タカヒコ」の曽我貴彦さん。曽我さんはピノ・ノワールにとっての理想の地を求め、余市町にたどり着いた。撮影:佐々木育弥

湿潤な気候のもと有機農法で育てた、北海道・余市のワインに世界が注目。

約4.6haの農地のうち約2.5haに広がるピノ・ノワールの畑。ワイナリーでワインの直売は行っておらず、「ドメーヌ タカヒコ」のワインを飲める店についてもPen「北海道を、極める。」特集で紹介する。撮影:佐々木育弥