人気のタピオカミルクティーもひと味違う! 蒸気圧でお茶を淹れるスタイリッシュなティー専門店、「カムバイティー」が日本初上陸。
店に入ると、心地よい茶葉の香りがふわっと漂ってきた。東京・表参道の「COMEBUYTEA(カムバイティー)」は空前のティーブームが冷めやらぬ日本に、台湾から上陸した新しいティー専門店だ。名前は台湾でもカンパイと発音される「乾杯」に由来する。
大きな音をたてて蒸気を噴出するマシン、その後ろには茶葉を保存している筒状の機械が壁一面に設置されていた。フレッシュさを重視するこの店ではお茶のつくり置きをせず、注文を受けてから一杯ずつ抽出している。壁に並んだ筒状の「ティーグラインダー」で細かく粉砕した茶葉を、カウンターにある「ティープレッソマシン」に投入すると、それぞれの茶葉に最適化した圧力と温度でお茶が抽出される。店内に漂う香りは、まさにこのマシンから発せられていた。
この店の”売り"であるカスタマイズメニューは、4種類のベース茶葉と、ブレンドするミルクや果実ジュースなど8種のドリンク、流行りのタピオカやタロイモボールなどトッピング6種から組み合わせを選び、ティーバーテンダーがシェイクしてくれる。甘さや氷の量を調節することも可能で、ブレンドするドリンクやトッピングの組み合わせで、メニューは300通り以上にもなる。
「タピオカは女子が飲むもの」という声も聞こえてきそうだが、取材時に注文した無糖の「ローステッドウーロンティー+エバミルク+もちもちダブル(タロイモボールとタピオカ)」は、ベースのローステッドウーロンティーが香ばしく、エバミルクが苦みを適度に和らげてくれる。「苦みが美味しいタピオカドリンク」という、これまでにない味覚が楽しめる。タピオカブームに乗り損なった男性にもぜひチャレンジしてほしいメニューだ。
もちろん、純粋に茶葉の味を楽しむこともできる。オリジナルで提供するフローラルティーは、台湾のティーマスターが厳選したブレンドを目の前で抽出。蒸気とともに広がる香りを楽しんでいると、あっという間に極上のお茶が提供されるのだ。茶葉から淹れるお茶を気軽に体験したい人も、流行のドリンクに挑戦したい人も、「COMEBUYTEA」なら好みの一杯が見つかるはずだ。