草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

んー、9月23日(月・祝)で終わってしまうのがもったいない!
東京・南青山の一等地のビル1階に、突然のごとく出現したこの待ち合わせスペース。
コンパクトな一部屋に、小さな公園を丸ごと運び入れたインスタレーション。
屋外とも屋内とも思える不思議な感覚で、ずっとベンチに座って草木を眺めていたくなる空間なのです。

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション
草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

雑草のような本物の草木が土に植えられ、設置されたモニタには洒落た服を着た男女が映されています。
待ち合わせしているかのごとく立ち、スマホをいじったり所在なさげにしていたり。
この場所を訪れた人に、専門家がこのために配合したハーブティーが振る舞われるサービスも。
(品切れのときもあり)


実はここは、ファッションブランドのコンセプトショップなのです。
手掛けたのは、イッセイミヤケのグループ会社であるエイネット(A-net)が展開するブランド「タクタク(tac:tac)」。
この会社の別ブランドが入居していたビル1階と地下1階を活用して、期間限定で行っているプレゼンテーションです。


ロケーションは、プラダ、モンクレール、アレキサンダー・マックイーン、ステラ・マッカートニー、イッセイミヤケといった一流ショップが居並ぶ通り沿い。
(表参道の交差点から見て、根津美術館方向の通り)
思わずふらっと入ってしまう、心楽しさ満載です。

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション
草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

ショップ …… なのですが、服を並べているのは地下1階。
通り沿いの1階はインスタレーションのみなので、服を見る目的でなくても出入り自由です。
リアルな待ち合わせや街散歩で休憩したいとき、アート空間に包まれる気分で訪れるのもいいでしょう。

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

1階に一着だけ服が飾られてました。
お、これはっ。
Penのファッション連載「キャッチ・ザ・トレンド」で紹介されたコートじゃないですか!

www.pen-online.jp/news/fashion/trend47/1

タクタクをデザインしている島瀬さんは、この記事が嬉しかったそうですよ。
(オープニングレセプションでお会いしてそんな話もしました)


さて、地下に行きますと、

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

どーん、と迫力のショップスペースが。
ラックに掛かっているのが今季の2019-20年秋冬モノ、壁一面を埋め尽くしているのがアーカイブ。
このアーカイブは購入可能です。
さらになんと、セール価格の品も多く!
ファンならずとも大満足のお買い物ができちゃいます。

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

一部の最新コレクションは、ヘッドホンで島瀬さん自身による服の音声解説を聞けます。
ベースになった服やデザインの意図などがわかります。
店員さんに服を説明されるのは、
「買わなくて嫌な顔されるかも……」
と、遠慮しがちですよね。
(少なくとも私は接客されるのが苦手)
ヘッドホンなら誰への気遣いもなく一人の世界に浸れます。
聞きながら試着してもいいですし、素晴らしいシステムですね。
(タワーレコードでCDを視聴してた時代を思い出す)


そして、

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

一着買っちゃいました!
アーカイブ品のアウターを。
白麻のロングコートです。
思わず買わずにいられない素敵な服を発見。

草木・待ち合わせ・アート・映像、そして「tac:tac」のファッション

コンセプトショップ「I'M HERE」の住所は、
東京都港区南青山4-21-25 しんびようスクエア 1F/B1F。
営業時間は、12時〜20時。
期間は、9月6日(金)〜23日(月・祝)

訪れてきっと損のない体験ができますよ。


photos © 高橋一史

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