Go Toなら東京に! 大庭園に雲海を出現させた、ホテル椿山荘東京の...

Go Toなら東京に! 大庭園に雲海を出現させた、ホテル椿山荘東京の本気を見た。

Go Toなら東京に!  大庭園に雲海を出現させた、ホテル椿山荘東京の本気を見た。

ぶわ〜っと広がるライトアップされた霧、すなわち雲海!ここが東京・文京区だなんて !?

皆さんにひとつお伺いします。

以下の中で、ひとつでも「自分のツボ」ってマンガ・アニメはありますか?


1. 鬼滅の刃

2. 千と千尋の神隠し

3. 墓場鬼太郎

4. ぬらりひょんの孫

5. ノラガミ


「全部日本の妖怪モノだろーがっ」って気づいたあなた、もう私のお仲間です。

直ちにホテル椿山荘東京のラグジュアリーな宿泊プランか、レストランの窓際席についてお調べください。

幸せになれます。

行くべき時間は夜。

ここ外して朝や昼間にしますと、霧がかったロマンティックなお庭の散歩になっちゃいます。

(それのなにが悪い !?)


今回の文脈は、ぜったい、確実に、間違いなくホテル椿山荘東京さんの企画意図とは違います。

9月の夜に開催されたメディア向けお披露目会で、感動しきりだったオトコの勝手な解釈です。

でも賛同していただけると思うんですよねー、妖怪コンテンツ好きにはー。
(何人いるんだか)


いい意味で怖い。

いい意味で。

アニメやゲームの世界が現実になったような楽しさ。

これを情緒と呼ぶ人もいるでしょうし、人により感じ方が異なるでしょうが、素晴らしいエンターテインメントであることは誰もが同じ意見でしょう。


10月1日から一般公開がスタートして通年続く大イベント、「東京雲海&千の光のライトアップ」

東京ドームの2倍という歴史的な敷地のポテンシャルをフルに引き出した、12年ぶりのライトアップのリニューアルと、ハイテク技術による人工的な霧の噴射の大舞台。

ではご一緒に見て行きましょう!

Go Toなら東京に!  大庭園に雲海を出現させた、ホテル椿山荘東京の本気を見た。

池を覆い尽くす霧のボリューム。お披露目会では一定時間噴射が続き、しばらく休んで晴れたらまた噴射が繰り返されました。

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ライトアップのみのビフォー。

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アフター。一段と凄味がアップ。昼の庭園とは打って変わったドラマティック空間。

私的な話になりますが、19年に森美術館で開催された「塩田千春展:魂がふるえる」で、アナログな手仕事の心を揺さぶるパワーに改めて感銘を受けました。

以来、プロジェクションマッピングなどに接すると、「デジタルは凄いなー。医療の現場でリモート治療できるようだし、人の生活にもっと役立っていくんだろーなー」などと思い、感動とはちょい違う気分になりがちです。


この雲海イベントは1,000個のLEDライトと霧の発生装置を庭中に張り巡らせた、いわば「デジタル的なアナログ」。

その霧は10〜20ミクロンの細かさなため、身体が濡れることはないそう。

気象条件や風の向きで動きが変化し、立っていて肌が感じる空気と霧がダイレクトにリンクするのです。

すぐ前が見えず歩けなくなるほど密集する瞬間もあり、その場に何人かいても急に孤独になる不思議体験もできます。

それを寂しいと感じるか、私のようにワクワクするかは様々でしょう。

このイベントの夜は天気が小雨だったため、いつもより霧が雲のように盛り上がっていたようです。

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●●●ケ淵、みたい。怖えーって!(いい意味で)

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右になにやら怪しげな階段が……。行ってみたくないですか? そうですかイヤですか、じゃあ行きましょう!

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怖えーってば(いい意味で)。好きすぎです、この場所。続いて、この庭で出会ったのが……、

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ぼわ〜と居並ぶ羅漢石。じっと見てると動き出しそうな臨場感。

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なにせこの下絵を描いたのが、江戸時代の奇想天外な画家、伊藤若冲。それを元につくられ京都伏見の石峰寺にあった羅漢を、大正時代にここに移したのだそう。

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う……異次元への入り口みたいな橋が突然。

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もはやアトラクションですね。素敵すぎます。

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だから怖えーって …… ん、よく見ると提灯に「HOTEL CHINZANSO TOKYO」の文字が。スタイリッシュな和洋折衷アイテムなのでした。

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この先に歩いていく度胸なし。実は料亭の入り口なモンですから、「行っちゃダメだな」と自粛。

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霧マックスの瞬間はホントにこんな感じ。数分でクリアになるので不安感はなし。

あのー、さんざん怖い怖い言いましたけど、自分で自分を追い込めばそういう気分になれる、ということでして。

庭から見上げればホテル棟が視界に入りますし、都会のど真ん中ですし、気軽な散歩もできちゃいます。

ただ異次元トリップを味わうほうが、せっかくここに来る意味があると思うんですよ。

せいっぱい遊びましょう、子供のように。

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私が借りた部屋に戻ってきました。嘘です、泊まってないです。入っただけ。

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窓からの眺め。遠くのビル群とのコントラストに未来感あり。

「東京雲海&千の光のライトアップ」は、宿泊やレストランなどのホテル施設利用者限定のイベントサービス。

朝から夜まで、30分〜1時間ごとの休みを挟んで何度も霧が噴射されます。

今回お見せしたような「大雲海」状態は早朝と深夜のみの開催で、宿泊客だけが体験できるもの。

深夜に庭を歩けるのかも不明です。

俄然興味が湧いた人は以下のサイトでよくお調べになり、東京旅行を、近郊にお住まいならお出かけの計画を練ってくださいませ。


ホテル椿山荘東京
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/

東京雲海&千の光のライトアップ
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/unkai_lightup/


写真 © 高橋一史

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