Osvaldo Borsani の家 ほか
Takahiro Tsuchida

Takahiro Tsuchida / Design Journalist / Writer
土田 貴宏/デザインジャーナリスト/ライター

1970年北海道生まれ。会社員などを経て、2001年からフリーランスで活動。国内外での取材やリサーチを通して、雑誌をはじめ各種媒体に寄稿中。家具などのプロダクトを中心とするデザインと、その周辺のカルチャーについて書くことが多い。法政大学デザイン工学部などで兼任講師を務める。趣味は飲酒とインスタグラム。
http://txtxtt.blogspot.jp/

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Osvaldo Borsani の家 ほか

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発売中の「Pen」はチームラボ特集ですが、第2特集は毎年恒例のミラノ・サローネ〜ミラノ・デザインウィーク。今年も取材でミラノを訪れたので、そのこぼれ話をいくつか。上の写真はGarance Valléeという新進デザイナーが展示をしていたMartina Gamboniのオフィスの屋上から、今年は晴天続きだったミラノの街。正面にドゥオモが見える。

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デザインウィークの初日の朝に観に行ったのは「Villa Borsani : Casa Libera!」。20世紀半ばから活躍したイタリア人デザイナーで、家具メーカーTecnoの創業者でもあるオズヴァルド・ボルサーニの邸宅を、デザインウィークに合わせて予約制で公開する企画だった。ミラノ・トリエンナーレで開催中の彼の回顧展のプレイベントでもあり、元Design Miamiディレクターのアンブラ・メッダがキュレーター役を務め、スタイリストのKatie Lockhart(ex. Everyday Needs)らも参加。この場所で感じたような、普遍的なモダンさというのは、隠れた名作の復刻や回顧イベントが目立った今年のデザインウィークの裏テーマだった気がする。

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Fondazione Pradaなどのある市内南側のエリアで、ひっそり展示を行っていたMari&CoMatteo Tosi, Lella Zambrini, Raffaella Valsecchi ら5人のイタリア人作家が参加して、グループ展Transito を去年に続いて開催。作品もいいけれど、何より空間がすごい。もっとしっかり告知していい場所だと思うんだけれど。

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ミラノ・デザインウィークの直前の週末に開催されるアートフェアMiartで、Dimore Galleryが展示していたIlaria Bianchi のテーブル。彼女は、どんどん層が厚くなっているイタリア新世代デザイナーの注目株のひとり。Ladies' Roomという3人組でも活動している。

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ミラノ在住の大城健作はじめ、ピエロ・リッソーニのもとで経験を積んだデザイナーの活躍が目覚ましい昨今、Paola C.で新作を発表したChiara Andreattiも抜群のセンスの持ち主。去年、このブランドで新作を出したElisa Ossinoの今年の活躍もすごかったな。

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新館TorreがオープンしたFondazione Pradaのパーティにて。DJはCraig Richards と Ricardo Villalobos。写真ではわかりにくいけれど、ギャラリーの外壁のアートの搬入口と思われる部分が開いてステージになっていた。空には三日月。



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デザイナーのPeter Marigold も絶賛する(?)、Martina Gamboniのオフィスのある集合住宅のエレベーター(上)。Martina Gamboniはミラノの有力PRオフィスでありつつ、オフィスの一角や階段で繋がったペントハウスで小粒だがすばらしい展示をしている。

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Spotti Milanoでインスタレーション形式の展示を行ったパリのChristophe Delcourt。この展示もあって、今年の個人的ミラノ流行色はベージュに決定。大理石のオブジェはCollection Particulièreのもの。

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ロッテルダムのForeverは去年のダッチ・デザインウィークでも見ていたけれど、ちょっとやさぐれた感じがあらためてよかった。大成してほしい。Ventura Futureという新会場での展示。

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ミラノ・デザインウィークの様子をリアルタイムで発信するゲリラ企画、Milano Salone Description も6年め。そのお疲れさま会はこのレストランにて。インテリアはRoman & Williams で、ミラノでアメリカ気分を味わう。悪くない。

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アメリカといえば、Matter MadeのPhilippe Malouinのランプ Arcaはいつかきっと手に入れたいもののひとつ(特に1灯タイプ)。大きさのバリエーションが増えている。

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Atelier Swarovskiで、ジョン・ポーソンとnendoの新作。パトリシア・ウルキオラやインハウスデザイナーの新作もなかなかだったし、数年前からの軌道修正が順調に進行している様子。

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ずっと天気のよかったミラノは、日が暮れてからの涼しさもほどよく、B&B Italiaのアウトドア家具の展示を観に行ったのもそんな時間帯で、歴史的なウマニタリア修道院の中庭が会場ということもあり去り難かった。巨匠ルイジ・カッチャ・ドミニオニの回顧展もその一角で行われていて、これがまたしみじみよかった。

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ロンドンのデザインギャラリー、SEEDSの会場を探して少し迷う。市街中心部、5Vie地区の細い路地を入ったさらに奥、上の写真の左の茂みのかげに入口があった。そのグループ展 Test TubeはMartino Gamper, BCXSY, Jochen Holz, Guglielmo Polettiらが参加。ジョイントがテーマのグループ展、U-Jointsの向こうを張ったようなチューブがテーマのエキシビション。

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……と、ミラノの話題はつい長くなってしまいます。

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次号予告

ブルックス ブラザーズから始まった定番スタイル

やっぱり、アメトラでいこう。