Mats Gustafson の個展
Takahiro Tsuchida

Takahiro Tsuchida / Design Journalist / Writer
土田 貴宏/デザインジャーナリスト/ライター

1970年北海道生まれ。会社員などを経て、2001年からフリーランスで活動。国内外での取材やリサーチを通して、雑誌をはじめ各種媒体に寄稿中。家具などのプロダクトを中心とするデザインと、その周辺のカルチャーについて書くことが多い。法政大学デザイン工学部などで兼任講師を務める。趣味は飲酒とインスタグラム。
http://txtxtt.blogspot.jp/

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Mats Gustafson の個展

Mats Gustafson の個展

NY在住のアーティスト、マッツ・グスタフソンの個展「NUDE」が12月27日まで恵比寿のMA2ギャラリーで開催中です。彼のインタビュー記事をペンオンラインで担当しました。
https://www.pen-online.jp/feature/art/mats_gustafson/1/


個展は会期終了まであとわずか、ぜひギャラリーに足を運んでいただけたらと。というのもマッツ・グスタフソンは個人的にも思い入れのある作家で、何度か会って話したことはあるものの、今回が初めての本格的なインタビュー。作品集も、手に入りにくいものを含めてだいたい持っていて、この機会に掘り返してみました。

Mats Gustafson の個展

   

Mats Gustafson の個展

これは1993年にミュンヘンのGalerie Bartsch & Chariauが発行したカタログ。このギャラリーはマッツ・グスタフソンのファッションイラストレーションを主に扱っていたところ。90〜93年の作品を収録していて、前半は彼の出世作になったロメオジリのコレクション、後半は今回の個展にも通じるヌードがテーマになっている。写真右のヌードは、今回の個展でもほぼ同じ構図の作品(ただしわずかに違う)があった。600部限定ナンバー入り。

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1995年の「nude」。マッツの描くファッション以外の絵画を扱ったストックホルムのGalleri Charlotte Lundが発行。題材はすべてメールヌード。以前はストックホルムの書店で定価で売られているのを見かけたこともあったけれど、200部限定、すべて作家によるナンバー&サイン入り。

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やはりミュンヘンのGalerie Bartsch & Chariau発行で、「VOGUE ITALIA」に95年から98年にかけて掲載された水彩画のファッションイラストレーションを中心に収録したカタログ。600部限定ナンバー入り。

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「Drawn by the Sea」。NYの書店、Glenn Horowitz Bookseller が2000年に発行した冊子のような簡素なカタログ。しかし味がある。室内や自然を描いたマッツ・グスタフソンのパステル画と、長年にわたり彼と親しいデザイナーのテッド・ミューリングによるオブジェを収録。510部限定、100部はサイン入り。

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「MATS GUSTAFSON 1989-2001」。スウェーデンのNORDISKA AKVARELLMUSEETS(北欧水彩美術館)で2001年に行われた彼の回顧展のカタログ。ファッションをはじめポートレート、ヌード、岩、鹿、木などを題材にした作品を収めていて、当時としては集大成的な1冊だった。1000部限定で、手元にあるものはサイン入り。

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「STENAR」。2003年にGalleri Charlotte Lundで開催された個展のカタログで、現在もマッツが住むニューヨーク州サグハーバーの岩を描いたもの。この個展の会期直後にストックホルムに行った時、ギャラリーは夏季休業中だったけれど、展示中のまま残された作品を窓の外から観た記憶が。スウェーデン語版375部、英語版「ROCKS」475部限定、どちらも25部ずつ作家によるナンバー&サイン入り。その後、2006年にこのギャラリーであった個展のオープニングで、初めてマッツ本人と会った。

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「DEER」。2006年から翌年にかけてNYのGlenn Horowitz Bookseller / John McWhinnie Gallery で開催された個展のカタログ。クリスマスの時期に現地まで個展を観に行き入手したもの。タイトルになっている鹿のほか、木を描いた作品も収録。500部限定、これは50部限定のボックス仕様で作家によるナンバー&サイン入り。JMc & GHB editions刊。

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オープン時から彼の作品を広告などに使用している日本のESTNATIONが、2008年に銀座店のオープニングに際して制作したノベルティ。作品集として十分に通用する贅沢なつくりの1冊。

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「DEER」と同じくGlenn Horowitz Bookseller / John McWhinnie Gallery で開催された2009年の個展「SWAN」のカタログ。やはり現地で観て、原画に後ろ髪惹かれつつ、このカタログを購入した。1000部限定ながらおそらく今も比較的入手しやすい。ちなみにアメリカのテキスタイルブランド、Maharamには「SWAN」を壁紙にしたものがある。

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「WATERCOLORS」。2001年の「MATS GUSTAFSON 1989-2001」の装丁を変えて、アメリカのAugust editionsが2013年に出し直したもの。ストックホルム近郊のMillesgårdenでこの年に開催された彼の個展「Fashion Figures Faces」に合わせて発行され、それを観に行った際に購入。1250部限定、ナンバー入り。待望の復刻だったものの、あっという間に入手困難になってしまった。

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「Dior by Mats Gustafson」。今年発売された作品集で、5年間にわたりディオールのコレクションを描いたもの。マッツ・グスタフソンが自分の作品として描く自然や人物はもちろんすばらしいけれど、クライアントワークとして描かれたファッションがやはり真骨頂なのかもしれない。手描きの奥付など本のディテールもいい。今回のインタビューでも、この本にかなりの力を注いだことが伝わってきた。Rizzoli刊。なおマッツの最新の作品集「NUDE」は、この本と同じMalin Ericson & Joseph Logan がデザインを担当している。

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スウェーデンの投資会社Proventusはマッツ・グスタフソンとつながりがあったようで、そのアニュアルリポートで彼のイラストレーションを多用した時期があった。特に1992年の「Optimism / skyfirewaterearthlifesky」、1994年の「Industrialism」、2006年の「Pictures」は作品集として結構なボリューム。上の見開きは「Optimism」から、下の見開きは「Industrialism」でフィンランドのアルテックの家具を描いたもの。


その他に、所有しているはずだけど見つからないものも少々。前回のMA2ギャラリーでの個展「TREES AND ROCKS」のカタログとか…。後日、追加するものがあるかもしれません。

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