酉の市
Takiko Nishiki

Takiko Nishiki / POST,limArt
錦 多希子/POST、limArt

1984年東京生まれ。2012年より東京・恵比寿にあるアートブックショップ+ギャラリーPOSTに勤務。店頭対応のほかに、ウェブサイト上で新着本の紹介を更新する。その傍らに、CLUÉL hommeやPen onlineでの連載、インタビュー記事・コラム執筆などを手がける。

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酉の市

例年よりも着込みはじめるのが遅いように感じる今日この頃。
なるほど、今季は暖冬だろうという予報にもうなずけます。

それでも出がけに上着を羽織ろうとを手を伸ばすようになったり、毛布をかけて眠ろうと思う夜が続くと、今年もとうとう冬がやってくるのだなぁと思わせてくれる。

こうした些細な変化に気づくとき、季節の移り変わりを感じますね。


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酉の市。

おとなになってから出逢ったもののなかで、もっとも強い印象を与えてくれたもののひとつです。


好奇心とほんの少しのドギマギを胸に、初めて訪れたことをよく憶えています。
宵が深まるほどに行き交う人々が増えてゆき、熱気がたちこめていました。
普段の厳かな境内からしたらおよそ想像がつかないほどの賑わいっぷり。
この妖しげな空気感に包まれていると、後ろめたさと享楽的な心地とが入り混じります。

生来のお祭り好きにはたまりません。
おかげで、晩秋がやってくるとなると、この日を待ち望むようになりました。


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今年は二の酉にあわせて、新宿の花園神社へ出かけてきました。


なんといってもまずはお参りから。
まずは正面の鳥居をくぐり、本殿へ続く道に並びます。

酉の市

何度見ても圧巻のちょうちんずらり

実はここ数年ほど、POSTでは熊手を迎えています。
全員揃って参拝したのち、来年をともに過ごす相棒を探すべく繰り出しました。


わたしたちはそのときどきの直感で選ぶのが通例になりつつありますが、ごひいきのお店がある方も多いようですね。
粋でいいなぁと密かに憧れます。


一軒一軒じっくり回遊させてもらい、ようやく見つけることができました。

酉の市

稲穂や大入袋をガシガシ差し込んでくれました

熊手を迎えると、明くる年に向けて一層気が引き締まるものですね。


今年は三の酉まであるようです(ちなみに25(日)ですよ)。
商売人であろうとなかろうと、熊手を買うか買うまいか、そういったことはまず脇において。
あの独特な風情を一度は体感してみるのも一興です。

酉の市

こちらが選りすぐりの逸品(名入れした木札は後日配送してくれるそうです)

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