SPOT: Yoshihisa Tanaka
Takiko Nishiki

Takiko Nishiki / POST,limArt
錦 多希子/POST、limArt

1984年東京生まれ。2012年より東京・恵比寿にあるアートブックショップ+ギャラリーPOSTに勤務。店頭対応のほかに、ウェブサイト上で新着本の紹介を更新する。その傍らに、CLUÉL hommeやPen onlineでの連載、インタビュー記事・コラム執筆などを手がける。

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SPOT: Yoshihisa Tanaka

今年の桜は例年より早かったこともあり、春モードも駆け足でやってきてくれたので嬉しい反面、花粉症も猛威をふるって未だにコテンパンにやられています…!
薬疹が出やすい体質のため服薬をしていないわたしは、同じく花粉症に悩まされている友人が絶賛して教えてくれた奇跡の柑橘「じゃばら」を頼みの綱にして乗り越えようと誓う今日この頃です。

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さて、久しぶりの更新となった今回は、POSTで開催している企画・SPOTについてお話させてもらいます。

SPOT: Yoshihisa Tanaka

アートブックの構成要素には、装丁だけではなく、紙質、印刷の風合い、製本、文字組、レイアウト、ページネーション…挙げればキリがないほど、さまざまなものがあります。

そして、著者や表現者(アーティスト)、デザイナー、編集者、印刷や製本といった各種業者のひとたちの力をあわせて、ようやく一冊の本が生まれています。

アートブックというのは文字こそ少ないものの、実に情報量の多い媒体なのです。

POSTの主軸となる出版社特集では、版元である出版社にフォーカスを当てて本を展開していくのに対して、SPOTではデザイナーに着目して本を紹介していきます。

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デザイン誌・ideaの最新381号では、弊店のアートディレクターを務める田中義久氏の特集が組まれたことを記念して、同氏の手がけたブックデザインをみてもらえるような展覧会「SPOT: Yoshihisa Tanaka」を企画しました。

会場にはこれまで手がけた本のうち、70〜80タイトルほどが並びます。
一度はご覧いただいたことのあるだろうあのタイトルはもちろん、なかにはすでに絶版だったり、もともと少部数発行のもの、あるいは本展で初めて展示・販売が実現したものなど、希少性の高いタイトルも惜しみなく展開されています。

おかげさまで連日多くの方が足を運んでくださっていて、時間の許す限りじっくりとご高覧くださっています。
先に触れたように、展示されているのが要素の多いアートブックゆえに興味・関心も十人十色。
皆さんが時間をかけて、熱中して手にとってくださるのもうなずけます。
ご多用のなか時間を縫って、あるいは遠方からはるばるおいでくださっていることに心から感謝しています。

SPOT: Yoshihisa Tanaka

こうした会場でのご好評にお応えして、本展の会期を2週間ほど延長し、4/22(日)まで引き続き開催させてもらうことになりました。
これに伴い、4/20(金)には関連トークプログラムの第3弾を企画しています。


まずは、これまで2度ほど開催したトークプログラムについて簡単なおさらいを。

初回は同じグラフィックデザイナーの大原大次郎氏をお相手に、同じ業界内にいながら異なったスタンスで活動を展開する両者ならではの対話が繰り広げられました。

2回目には編集者の古賀稔章氏・弊店代表の中島とともに、異業種にいながら密なコミュニケーションをとってきた協働者たちとのクロストークが展開されました。

3回目となる今回は、美術家の磯谷博史氏をお迎えします。
偶然にも開催日からちょうど1年前の2017年4月20日にふたりの間で交わされた、美術作品とデザインの境界についての見識をさらに交差させていくことになりそうです。

お席にもまだゆとりがあるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
当日は会場で皆さまとともに、ふたりの公開意見交換を目撃できることを楽しみにしています!

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SPOT: Yoshihisa Tanaka

次号予告

縄文土器から現代アートまで、語れるネタを伝授します。

超おさらい! 日本美術史。