Takiko Nishiki

Takiko Nishiki / POST,limArt
錦 多希子/POST、limArt

1984年東京生まれ。2012年より東京・恵比寿にあるアートブックショップ+ギャラリーPOSTに勤務。店頭対応のほかに、ウェブサイト上で新着本の紹介を更新する。その傍らに、CLUÉL hommeやPen onlineでの連載、インタビュー記事・コラム執筆などを手がける。

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愛してやまない心の友

小さい頃、
やすみの日になると
母が黒くて四角いホットプレートを持ち出しては
ホットケーキを焼いてくれたことをよく憶えています。

スーパーに並んでいるようなホットケーキミックスで焼いた生地に、
ほんとはメイプルなんてちっとも配合されていないのかもしれない、甘ったるいシロップをかけて。
あのキッチュな味が、わたしにとってホットケーキの原体験です。

そういえば学生時代に短期留学していたとき、
いつも朝ごはんに関しては放任してくれていたホストマザーが、
滞在中最後の週末にチョコチップ入りのホットケーキを焼いてくれたこともありました。

「おふくろの味」というにはおおげさかもしれないけれど、
懐かしさとともに揺るがぬ存在感をもって心にありつづけるもののひとつです。


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おとなになってから自前で焼くこともなくなり、
たまに旅先で自慢のホットケーキをふるまうお店に伺うくらいで
数年前から息長く続くパンケーキブームにもついぞ乗ることができずにいたのですが、
ここにきて、ホットケーキ熱が再燃…!
すっかりとりこになっています。

休日ともなると、出先の近くのどこかでホットケーキを堪能できるのかどうか、目星をつけて出かけることも増えました。
先約がないときには、気になるお店をめがけて訪ねることも。
(ごく個人的な目的をもって出かけるのも楽しいものです)


あたたかくふわっとした生地
香ばしいバターのかおり
メイプルシロップでほのかな甘さを添えて

いざ、いただきます!

あーなんておいしいのだろう。
隣に中深煎りのブラックコーヒーがあるのなら、ほかには何も要りません。

なんとも至福のとき。
しばらくは頼もしいお供でいてくれそうです。

愛してやまない心の友

いつかの旅から一枚。ホノルル郊外にあるベーカリーのもの。
素朴でありながら、あまりのおいしさにほっぺが落ちました。

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