映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ
Toshiyuki Araoka

Toshiyuki Araoka / Buyer / Director
荒岡 俊行/バイヤー兼ディレクター

1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。
ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、
2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース)」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、
眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。
http://blinc.co.jp

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映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」という映画を観に行って来ました。

辻一弘さんが、アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング部門で日本人が初めて受賞したことでも最近話題になった映画です。

映画の舞台となるのは、1940年、第二世界大戦が始まった頃のロンドンです。
僕の祖父が、神田に荒岡眼鏡を創業した年とちょうど同じでした。
祖父は、店を開業してまもなく戦争に召集かけられたそうなので、個人的にも感慨深いものがありました。

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ 映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ

ウィンストン・チャーチルの愛用した持ち物を調べると、スーツは、サビルロウ最古のテイラー、ヘンリープール(Henry Poole &Co)などでのビスポーク。
トレードマークのボウタイは、ターンブル&アッサー(Turnbull & Asser)。
時計は、チャーチルの祖父にあたる第7代マールボロ公爵が発注したブレゲ(BREGUET)の懐中時計の「ブレゲNo. 765。」。
そして愛用したメガネは、世界最古の現存するメガネのブランド、C.W.DIXEY & SON(シー ダブリュー ディキシー アンド サン)。 

チャーチルの身の周りのものは、自身にとってのこだわりのある最高のものを好んで選んだそうです。
最高のものに身に付けることにより、感覚が研ぎ澄ませされ、歴史的な決断をすることが出来たのではないかという憶測も出来ます。
特に時計やメガネは衣服に比べて、実用性のあるツールとしての側面も大きいので、チャーチルの知性の象徴とも呼べるアイテムとも言えます。

映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ 映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメガネ

この映画の劇中の舞台衣装としても、チャーチルの愛用した C.W.DIXEY & SON(シー ダブリュー ディキシー アンド サン)のメガネが使用されています。

チャーチルの昔の写真をみると、普段はメガネをかけていないですが、メガネをかけている時は鼻メガネのように少し下げめに着用しているので、手元の書類や書物を読むときのリーディンググラス(老眼鏡)としてメガネを使っていたのが分かります。

つまり、チャーチルにとってメガネは情報を得る時に、本当に欠かせない重要なツールだったのです。

映画の中でも、チャーチルを演じるゲイリー・オールドマンも、手元を見るリーディンググラス(老眼鏡)として実際に度数の入ったメガネを着用しています。

特殊メイクでチャーチルになりきっているゲイリー・オールドマンのメガネを掛けている仕草がとてもカッコ良く、職業のせいか、そこばかり気になってしまいます。

「メガネを下げめにかけて考えごとをしている時の仕草」や「空を見上げる時にメガネを外す時の仕草」などはグっと見入ってしまいます。


C.W.DIXEY & SON(シー ダブリュー ディキシー アンド サン)のメガネは、うちのショップ、ブリンク ベースで販売しております。
ご興味ある方は、以下のURLのページをご覧ください。
http://blinc.co.jp/blincvase/archives/7095


「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」は、まだ公開中なのでぜひ観に行かれてはいかがでしょうか?

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

■公開情報
3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

■公式サイト
www.churchill-movie.jp

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