エストニア国立博物館
Naoko Aono

Naoko Aono / Writer
青野 尚子/ライター

アート、建築関係を中心に活動しています。趣味は旅行と美術鑑賞と建築ウォッチング。ときどきドボクも。共著に「新・美術空間散歩」(日東書院本社)。

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エストニア国立博物館

エストニア国立博物館

「エストニア国立博物館」エントランス。庇の高さは14メートルあります。


別に巨大建築を訪ね歩いているわけではないのですが、今度は「エストニア国立博物館」にやってきました。エストニアの首都、タリンからバスで2時間半、タルトゥの郊外にあるミュージアムです。12年前、当時26歳の田根剛さんがコンペで選ばれたことでも話題になりました。


この建物、とにかく長いです。敷地は旧ソ連の軍用滑走路だったところ。本来は街中に敷地が用意されていましたが、田根さんたちは地図を見ていて妙に細長い空白があるのに気づき、聞いてみたら軍の飛行場だったとのこと。その負の歴史をポジティブなものに変えるべく、敷地を変更することを提案しました。


建物の長さは約350メートル。写真ではおさまりきらないので動画でどうぞ。

エストニア国立博物館

入り口から外を見返すとこんな感じ。きれいな平原と林が広がっています。

エストニア国立博物館

館内に展示されていた模型。やっぱり長いです。

エストニア国立博物館

中から中庭のような吹き抜けを挟んでレストランを見たところ。

エストニア国立博物館

ファサードは雪のパターンをアレンジしています。

エストニア国立博物館

メインの展示室は空間を区切らず、長いまま使っています。

エストニア国立博物館

地下の収蔵庫が見えるところも。展示だけでなく、収集や保全もミュージアムの役割であることを教えてくれます。

メインの展示室は入り口からおおむね歴史を逆にたどっていく感じです。細長い建物をそのまま内部にも活かしています。

エストニア国立博物館

冷戦下の本棚とテレビ。

エストニア国立博物館

1970年代の洗面台。この頃はひねればお湯が出る洗面台が憧れだったそう。

エストニア国立博物館

90年代、エストニアが独立を宣言し、ソ連が崩壊してからの暮らしを紹介するコーナー。時代のわりにはレトロでかわいいです。

エストニア国立博物館

「旧ソ連ではジーンズは堕落の象徴として禁じられていました」という説明がついてました。

この他にエストニア民俗博物館的な展示室と、特別展の部屋があります。説明は基本的にエストニア語のようですが、入り口でくれる非接触ICカード的なものをかざすと他の言語に変換されます。映像の場合にはその言語の字幕がつきます。残念ながら日本語はないのですが、このあたりのハイテク仕様にまたも日本負けた感がしてしまうのでした。


エストニア国立博物館はエストニア中心部から27番のバスで10分ぐらい。バスは30分に1本です。

http://www.erm.ee/en

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