驚異の上海建築2-磯崎新
Naoko Aono

Naoko Aono / Writer
青野 尚子/ライター

アート、建築関係を中心に活動しています。趣味は旅行と美術鑑賞と建築ウォッチング。ときどきドボクも。共著に「新・美術空間散歩」(日東書院本社)。

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驚異の上海建築2-磯崎新

驚異の上海建築2-磯崎新

交差点の反対側から。いきなり見えてきてびっくりします。

驚異の上海建築2-磯崎新

下のほうに小さーく人が見えるのがわかりますか? 中央の低くなったところでもこれだけあるのです。

上海ではもう一つ、巨大建築を見ました。磯崎新の「証大ヒマラヤセンター」です。写真やCGは見ていましたが、思ったより遙かにでかい。美術館、ホテル、ショップなどの複合施設で、上海の東部、一大ビジネスタウンといった趣のエリアにあります。地下鉄の駅を降りるとすぐ、見えてくるのですが、そのとたんに「うわ、でけえ」と言ってしまいました。最近、口が悪くてすみません。

驚異の上海建築2-磯崎新

洞窟のようなファサードを見上げるとこんな感じ。かなり凹凸が激しいです。

驚異の上海建築2-磯崎新

一部はこんなふうにスリットになっています。

この洞窟部をどうやって施工したのかがちょっとわからないのですが、たぶん3Dプリンタと似た原理ではないかと思います。この縞模様の分だけ型枠を作ってちょっとずつコンクリを打っていったのかな?

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1階のアトリウム。波打つ柱が続きます。

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1階アトリウム。親子連れの大きさからも、建物のサイズが想像できると思います。

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1階アトリウム。アンコールワットの遺跡のよう。

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天井はフラットですが、まわりがうねうねしてます。

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3階の「上海ヒマラヤ美術館」入り口。来場者が記念撮影してます。

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これまで開かれた展覧会のポスター。原研哉や隈研吾の名前も。

この”洞窟部分”の中には「上海ヒマラヤ美術館」があり、ビルのオーナーである証大グループのコレクション展示や企画展が行われています。私が行ったときは「Blisful Land : Into the Depth of Statues & Murals」という展覧会が行われていました。中国の古美術と現代美術を対比させる企画です。

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墨を使った現代美術作品。

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奥は清代の袁江の絵。

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袁江の作品のディテール。

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宋代の石仏。衣の鮮やかな文様もきれいに残っています。

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建物の前には謎のこれまた巨大な顔のオブジェが。

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横から見ても相当でこぼこしてます。右は藤本壮介設計のパビリオン。中にショップがあります。2016年から17年の期間限定だったようですが、好評につき期間延長されてる模様。

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この部分は確か、漢字の部首をモチーフにしたものです。

それにしても予想の5倍ぐらいでかかった。建築は行ってみなければわからない、ということを痛感しました。

「上海ヒマラヤ美術館」は地下鉄7号線の「花木路」前というか直結です。美術館の入場料は110元、月曜休、10時〜18時開館です。

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