Naoko Aono

Naoko Aono / Writer
青野 尚子/ライター

アート、建築関係を中心に活動しています。趣味は旅行と美術鑑賞と建築ウォッチング。ときどきドボクも。共著に「新・美術空間散歩」(日東書院本社)。

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西野達ホテルで一晩過ごしてみました

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

闇に浮かび上がるカプセルホテル。

21_21 DESIGN SIGHTで開催中の『「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展』に出現した西野達さんの作品です。おしゃれな安藤忠雄建築の中に、発泡スチロールと足場に使う単管とでチープなカプセルホテルを作ってしまいました。7/14と7/28の夜間体験に先だち、オペレーションのテストも兼ねて関係者のみの夜間体験がありました。実際に、カプセルホテルがあるギャラリー3で一晩過ごしてみよう! というイベントです。

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

一つだけ分かれているカプセル。これは最後の最後になって西野さんが追加したもの。たしかにこれで、空間全体が引き締まったような気がします。

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

中はこんな感じ。右側は安藤先生のコンクリートと、その下の長ーい窓です。左が出入り口ですが、ロールブラインドとかそういうしゃれたものはありません。

私の部屋はここでした。入って右奥、一つだけぽつんとある特等席です。なにぶんカプセルどうしの壁が薄いので(発泡スチロールだから)、お隣さんに気兼ねしなくていいのはうれしいですね。

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

画面は「交換プロジェクト」の一つ。ドイツの大学で屋上の時計塔の時計と地下の学食の時計を交換する、というもの。学食に、もともと屋上にあった巨大な文字盤が取り付けられています。が、学食の時計を屋上に持ってくると盤面が小さすぎて時間がわからず、学生には大不評だったそう。

夜間体験に先立って西野さんのレクチャーがありました。これまでの作品や、今構想中のプロジェクトなどを紹介します。どれも「よくそこまでやりましたね……」と言いたくなる破天荒ぶりです。

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

給湯室の中に突然シャワーブースが出現しています。

ホテルなのでシャワーもあります。ちゃんとお湯も出ますが、ご覧の通りの大きさなので、ちょっと腕を振り回すとぶつけます。しかも設備の関係上、お一人様10分までとなっております。

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

ガーデンビュー(笑)のお部屋。昼間はこんな素晴らしい眺めが満喫できます。

西野達ホテルで一晩過ごしてみました

単管でつくった受付カウンター。奥には石膏像を組み合わせた照明と、西野さんの写真作品が。ホテルのインテリアにはアートが必要、ということで設置されました。

入って左側、庭に面したお部屋からは壁全面の窓から東京ミッドタウンのきれいな庭が眺められます。カプセルホテルには普通、窓はありませんが、ここのカプセルホテルは特別です。布団も柔らかすぎず硬すぎず、いい感じ。カプセルの出入り口に何もないのがちょっと心許ないですが、私は図太いので普通に眠れました。

7/14、7/28の夜間体験申し込みはウェブで受け付けています。それぞれ10日前まで受付、抽選です。安藤建築で一晩を過ごす特別な時間を、あなたも体験してみませんか?

昼間は見学可。寝転んでリラックスできるこの作品は10/1まで展示しています。

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