スコピエの建築その4
Naoko Aono

Naoko Aono / Writer
青野 尚子/ライター

アート、建築関係を中心に活動しています。趣味は旅行と美術鑑賞と建築ウォッチング。ときどきドボクも。共著に「新・美術空間散歩」(日東書院本社)。

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スコピエの建築その4

スコピエの建築その4
スコピエを案内してくれたヴィクトリアの先生で建築家のGerogi Konstantinovski(ゲオルギ・コンスタンチノフスキー)さんがデザインした学生寮です。1969年築。コンスタンチノフスキー先生は1965年にアメリカに留学していたそうで、わかりやすい英語を話します。旧ユーゴは社会主義国家でしたが、ソ連とは距離を置いていため、西側にも比較的容易に出ることができました。
スコピエの建築その4
先生自ら解説してくれます。この階段は手すりが下の方が低く、上に行くに従って少しずつ高くなっています。「こうすると上りやすいんだ」とのこと。確かに上り始めは前傾姿勢になるので、手すりが低い方が掴みやすいのです。
この他にも、二人部屋の場合はそれぞれが勉強に集中できるよう、机の脇にちょっとだけ壁をたてたり、共用廊下の突き当たりに絵をかけられるような壁を作ったり(残念ながら絵はかけられなかったんだけどね、とコンスタンチノフスキー先生)、窓からの光が直接目に入らないようにしたり、といろいろな工夫がされています。
スコピエの建築その4
この縦縞模様はおそらく、コンクリートを打つときに型枠に棒を並べているのだと思います。なんでこんなふうにしたんですか? と先生に聞いたら、ポール・ルドルフからの影響だとのこと。そして、さらにさかのぼると前川國男だと言うのですが、前川にこんなディテールあったかな……?
スコピエの建築その4
先生とヴィクトリアとで記念撮影。先生はオリンパスのカメラをお持ちでした。暑い中、案内していただいて感謝です。

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