12月2日〜23日、東京国立博物館・表慶館で開かれるエルメスのエキシビジョン
「レザー・フォーエバー」展の内覧会に行ってきました。革をめぐるエルメスの卓越した技術をさまざまな形で楽しめる展覧会です。
写真はエルメスの鞍のアトリエが製作したマルチカラーの羽つき鞍。愛馬がペガサスに変身します。
「ロッキング・ケリー・ホース」は2000年春のウィンドウ・ディスプレイのためにレイラ・マンシャリがデザインしたもの。これはかわいい。もし自分に子供がいて、お金持ちだったら、こんな鞄をクリスマスにプレゼントしたいです。
馬具のコーナー。この次の部屋には乗馬体験コーナーがあります。フィットネス器具「ジョーバ」の要領で動かすと気分はジョッキーに。実は昔乗馬やっていたのですが、さんざん落ちたのでやめてしまいました。こんなおしゃれな馬具でまた乗ってみたいです。馬具がおしゃれでもヘタクソだからまた落馬すると思いますが。
ビーナスもケリーバッグ持ってます。
空中に盆栽が浮いていて、バッグにも根が生えています。細かいところまで丁寧な手仕事で作られたエルメスの製品は盆栽にも通じるところがある、というコンセプトです。
会場の表慶館は皇太子だった大正天皇のご成婚を祝して、片山東熊の設計で作られたもの。ときどき閉館していたりするので、こういうときにぜひ、建物もじっくり見てください。とくに階段のこんなライティングは今回だけのものではないでしょうか。豪華な洋館をそぞろ歩きながら高度な職人の技を堪能できる展覧会です。