昨年ドイツで開催した現代美術の国際展docmenta14で話題の作品や、美...
Masako Taira

Masako Taira / Publicist
平 昌子/パブリシスト

現代美術を中心としたPRを仕事としています。かなりの食いしん坊

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昨年ドイツで開催した現代美術の国際展docmenta14で話題の作品や、美術家森村泰昌さん 新作レクチャーパフォーマンス

昨年ドイツで開催した現代美術の国際展docmenta14で話題の作品や、美術家森村泰昌さん 新作レクチャーパフォーマンス

テンペスト・ソサエティ © Bouchra Khalili courtesy of the artist

2月は忙しいですね。いろいろ話題の展示が盛りだくさん。
恵比寿映像祭も明日で終了だし、会田誠展も話題だったし、といろいろありますが、
今週から始まった毎年楽しみにしている「シアターコモンズ」がスタート!

劇場はつかわないが、演劇的な手法や発想を使いって、「社会」とアクセスし、都市にあらたな「コモンズ=共有地」を生み出すプロジェクトとうたっています。

演劇公演のみならず、レクチャー形式のパフォーマンス、ワークショップ、対話型イベントなど、3年目の開催を迎える「シアターコモンズ18」。
私のオススメを3本ご紹介しますね。

昨年ドイツのドクメンタ14で発表された モロッコに生まれで、フランスで学び、現在はベルリンを拠点に活躍するアーティスト、ブシュラ・ハリーリの映像作品「テンペスト・ソサエティ」をアジアで初公開するそうです。

タイトルの「テンペスト・ソサエティ」は、1970年代にフランス人学生2名とモロッコの労働者が、自分たちの活動を表現する場として(アラビア語で「嵐」)の意味を持つ、「Al Assifa」(アル・アシファ)という市民共同体立ち上げました。ここがミソなのですが、演劇を通じ社会変革の運動でもあったこのグループの歴史を、異なるルーツを持ちながらもギリシャにて市民権を得た3人の若者とゲストたちが「演じ」「復活」させるという上映作品です。

彼らの表情、声、身体はAl Assifaのそれと二重写しとなり、舞台の上から平等や、市民共同や連帯を呼びかける。という社会派の作品です。

 昨年のドクメンタはヨロッパの歴史を再度見つめ直す機会ともなった国際展ですが、この作品を日本で見るという事も興味深く、シアターコモンズの目指す演劇の手法を使って社会と向き合う体験がまさにできそうな作品ですね。

明日が最終です  詳しくは こちら

昨年ドイツで開催した現代美術の国際展docmenta14で話題の作品や、美術家森村泰昌さん 新作レクチャーパフォーマンス

藤井光「ピレウス/ヘテロクロニア」

観るものに多くの問いを突きつける作品を発表し続ける藤井光さんのギリシャで撮影・発表した新作を日本初公開。藤井さんは、日産アートアワード2017を受賞するなど活躍の目覚ましいですよね。

今回は、アテネ近郊の港、ピレウス港の時計台とそこに暮らす人々に向けられる。そこは、経済危機に瀕し、シリアやアフリカからの難民が押し寄せる欧州の最前線だそうです。映画「日曜はダメよ」の主題歌「ピレウスの子供たち」のメロディとともに、過去と現在が複雑に絡みあうピレウスの時間——。そこに生きる人々の物語を通じ、「異なる時間(ヘテロクロニア)」を体感させるのか 藤井さんならでは美しい映像が楽しみです。

こちらも明日が最終! 詳しくはこちら


森村泰昌が演じる初のレクチャーパフォーマンスは必見です!

1985年に自らがゴッホに扮する《肖像(ゴッホ)》を発表以来、30年以上にわたり、西洋美術史の絵画や歴史上の人物に扮するセルフポートレートを制作し、日本を代表する美術家として活躍を続ける森村泰昌さん。これまでの活動の集大成とも言える個展「自画像の美術史―『私』と『わたし』が出会うとき」(国立国際美術館、2016)では長編映画作品もとても感動的でした。

今回の初のレクチャーパフォーマンスは日本の戦後史および美術史、森村自身の個人史の3つが交錯する「わたし」の物語を語るもの。森村節は圧巻なパフォーマンスに間違い無し!


詳しくは こちら


シアターコモンズ18 チケット共通で4,800円なのですが、全公演が見れます。2つ見ると元がとれるという
大阪のおばちゃん的発言で締めくくりますw

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次号予告

ブルックス ブラザーズから始まった定番スタイル

やっぱり、アメトラでいこう。