映像とアートのフェスティヴァル第10回恵比寿映像祭 テーマは「インヴィジブ...
Masako Taira

Masako Taira / Publicist
平 昌子/パブリシスト

現代美術を中心としたPRを仕事としています。かなりの食いしん坊

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映像とアートのフェスティヴァル第10回恵比寿映像祭 テーマは「インヴィジブル(見えないもの)」

映像とアートのフェスティヴァル第10回恵比寿映像祭 テーマは「インヴィジブル(見えないもの)」

ラファエル・ローゼンダール《Into Time 15 05 02》2015
©Rafaël Rozendaal Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art Photo: Ken Kato

みなさま 毎年この時期にアートと映像のフェスティヴァル「恵比寿映像祭」が開催しているのをご存知ですか?今年で10回目を迎えます。毎年社会と応答するテーマが掲げられるのも特徴。今年のテーマは「インヴィジブル(みえないもの)」です。


「映像は世界を光で照らし出し、同時に見えないもの(インヴィジブル)を浮かび上がらせる。。。。。」

映像の原理を問う作品や、見えない歴史や関係性を浮き上がらせる作品群が登場し、展示、上映、ライブ・パフォーマンス、トーク・セッションなど、もりだくさんのフェスティヴァルです。

十和田市現代美術館でも初の個展が開催中のローゼンダールの作品。いわゆる「絵画」的に仕上げられた作品ですが、見る角度によって画像が動く作品です。鑑賞者を取り巻くように設置され不思議な感覚に陥ります。インターネットを「移ろいゆく無常の風景」と呼ぶローゼンダールの美学から展示はスタートします。


映像とアートのフェスティヴァル第10回恵比寿映像祭 テーマは「インヴィジブル(見えないもの)」

mamoru《あり得た(る)かもしれないその歴史を聴き取ろうとし続けるある種の長い旅路、特に日本人やオランダ人、その他もろもろに関して:第二章:(ジ)ヤパニーズのお辞儀》2017
Courtesy of Yuka Tsuruno Gallery

あり得た(る)かもしれない複数の歴史

1669年にオランダで出版された1冊の地理本に描かれた「日本」を出発点にmamoruさんは関わりの深い土地を巡り、風景や人々の所作、歌などを手がかりに、そこに残響する「複数の歴史」を断章として様々に作品化してきたシリーズを展示。2月23日(金)にはその集大成的なレクチャーパフォーマンスを行う予定です。

楽しみです!

https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2018-08-01

映像とアートのフェスティヴァル第10回恵比寿映像祭 テーマは「インヴィジブル(見えないもの)」

ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダ《無題》2015/レヴ・カルマン & ウィットニー・ホーン監督
Courtesy of the artists and Galerie Francesca Pia

「美術の歴史」に対する態度

ジェイ・チュン&キュウ・タケキ・マエダの映像作品もなかなかオススメです。南国のプール付きの庭で、世代の異なる3人アーティストが裸足で卓球をしながら次世代のアーティストの芸術表現に対し愚痴を語っている様子が淡々と流れている映像作品。これは実在するコンセプチュアアーティストの言葉を引用しているそうなのですが、なかなかテクニカルな作りになっています。作家二人の「美術」に対する態度といいますか距離といいますか。。。。「愛」かな。
なかなか色濃いです。この作品は80年代生まれの映画監督レヴ・カルマン & ウィットニー・ホーンのによるもので、「90年代」のアメリカ、フランス、アイスランドなど世界各地の学生の休暇を舞台にした16ミリフィルムで撮影された長編作品。こちらも合わせて見ていただきたいです。

https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2018-04-06


映像とアートのフェスティヴァル第10回恵比寿映像祭 テーマは「インヴィジブル(見えないもの)」

宮井陸郎《シャドウ》(シカゴ美術館におけるパフォーマンス風景)2017

時代と共にあった新しい映像体験の再現

会期も終了の前夜祭として、オススメのイベントが開催されます。1960年代から70年代を中心に様々な新しい映像体験をうみだし活発化したエクスパンデッド・シネマが再現されます。
日本のエクスパンデッド・シネマの上映企画を近年積極的に行なっている平沢剛氏とジュリアン・ロス氏との協働セレクションで貴重な実験映像を上映しつつ、音楽家・美術家、大城真による現代の試みをくわえた、究極の実験ライヴです。

https://www.yebizo.com/jp/program/detail/2018-08-02


※エクスパンデッド・シネマについてはこちらを参照ください。


今年ももりだくさんな恵比寿映像祭、展示は無料(定員制のプログラムは有料)です。
初めての方も是非!25日(日)まで


第10回恵比寿映像祭 詳しくはこちら

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