
私の最新作『ナイトクルージング』が3月30日(土)からアップリンク渋谷ほか全国で順次公開されます。
生まれつき視覚がない男が映画を監督する。
その過程を追ったドキュメンタリーになります。
まずはこの特殊な公式サイトを是非クリックしていただければと思います!
https://nightcruising.net
このサイトを含む全てのデザインワークは、長嶋りかこさん率いるvillage®です。
本作は、「見えない」ということより「見える」ことについて描いた、映画制作をめぐる冒険ドキュメンタリーです。
・・・なんのこっちゃと思われるかもしれないので、ぜひ予告編をご覧ください!
ご覧いただいた通り、生まれつき全盲の監督、加藤秀幸に協力するのは『シン・ゴジラ』『バイオハザード』シリーズのプリビズやCGの制作チーム、『ファイナルファンタジーXV』の開発チーム、国内外で活躍する美術家の金氏徹平さん、ミュージシャンのイトケンさん、など幅広い分野のクリエイターたち。
そして、山寺宏一さん、石丸博也さん、能登麻美子さん、神奈延年さんなど豪華声優陣、さらにDJ・作家のロバート・ハリスさん、漫画家のしりあがり寿さんまで参加しているまさに前代未聞なプロジェクトです。
作品ついて坂本龍一さん、菊地成孔さん、能町みね子さん、ライムスター宇多丸さん、ほか多数の著名なクリエイターの方から、鋭角的な素晴らしいコメントいただいておりますので、ぜひお読みください!
https://nightcruising.net/ja/comments/
エンディングテーマは、菊地成孔さんプロデュースでも話題の、けもの『めたもるセブン』です。
初めて聴いた時、ちょっとここ数年で感じたことないくらいの衝撃を受け、直感ですぐにエンディングテーマの依頼をしてしまいました。
「けもの」の青羊さんに作品を気に入っていただき、すぐに決まりましたが、本当にラッキーでした。
『ナイトクルージング』の内容ともシンクロする、凄まじい名曲です。
アップリンク渋谷での公開期間中、多彩なゲストをお呼びしてトークイベントも行ないます。
三宅唱さん(『きみの鳥はきこえる』『ワイルドツアー 』監督)、相澤虎之助さん(空族/『バンコクナイツ』『菊とギロチン』脚本)、ダースレイダーさん(ラッパー)、ヴィヴィアン佐藤さん(ドラァグクイーン/美術家)、能町みね子さん(エッセイスト/漫画家)など「今」を切り取っている方々に来ていただき、毎回違うテーマでお話しさせていただきます。
日程・内容など詳細、チケット購入は以下のアップリンク渋谷のサイトからお願いいたします!
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53637
また『ナイトクルージング』の前作である『インナーヴィジョン』も3月31日(日)だけ、特別に1日限りの再上映も行います。
続けて『ナイトクルージング 』を観ると倍楽しめるので是非この機会に!
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/54028
東京公開以降、全国、北海道から福岡まで公開する予定です。
是非こちらもチェックしていただければと思います!
https://nightcruising.net/ja/screenings/
まずは大阪十三・第七撃術劇場で4月13日(土)~4月26日(金)公開します。
大阪はもちろん、全国、できるだけ私も伺う予定ですので是非、上記の劇場情報、各劇場のサイトなどをご確認いただければと思います。
前作からはじまって、7年越しで完成した作品です。
生まれつき目が見えない男が作る近未来のSFアクション映画とその制作過程を追っているドキュメントの内容が、いつしか対になって作用していく、画中画のような構成の映画です。
それは私が長年、理想としていた新しいカタチのドキュメンタリー映画で、今回、ようやくそれが多くの方のお力を借りて完成しました。
今さらですが、いわゆる「障害者ドキュメント」ではまったくありません。
ベースは青春映画でありますが、視座の交代、想像力とコミュニケーションを体感し、さらに「映画」の正体に迫る映画でもあります。
つまりいろんなレイヤーで語れるエンタメ作品です!
是非劇場で「体感」していただければ嬉しいです!
よろしくお願いいたします。