『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)...
Makoto Sasaki

Makoto Sasaki / video director/ movie director
佐々木 誠/映像ディレクター/映画監督

98年より音楽プロモーション映像やテレビ番組などを演出。ドキュメンタリー映画とドキュメンタリー風のフィクション映画も監督している。今まで撮影で訪れた場所で好きなのはケニアとインド、そしてハワイ。
http://sasaki-makoto.com

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『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)より公開!

『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)より公開!

いよいよ、今週、12月8日(土)からオムニバス映画『プレイルーム』がシネマート新宿で2週間限定公開されます(ほか全国順次公開予定)。

https://playroom.p-kraft.com/


私はその中で『熱海の路地の子』という作品を監督しております。

20年以上前から映像作家の帯谷有理さんのファンだったのですが、その当時から、帯谷さんが行っていた連作シリーズ『路地の子』(下記に解説)を、いつか自分も撮りたいとずっと思っていたので夢が叶いました!




『路地の子』とは?
1960年代を通り抜けた日本人なら誰もが、“あの”うらぶれた、寂しい、細長い、暗い路地の風景に心の底をかきむしられるような郷愁と幻想を感じずには居れないだろう…
帯谷有理の映画テクスト『路地の子』 (1995年)は、そんな失われつつある全国各地の路地の風景を同録カメラ片手に主観撮影で記録している「映画監督」が、訪れた路地の奥に住んでいる若い住人とそこで出会って、彼(女)に部屋に招かれて一時を過ごす、というだけの単純であっけないプロットを、複数の監督たちに自由に各々映画化させて、それらを同時上映するという映画プロジェクトである。ちょうど、作曲家が楽譜を書き、それをいろんな演奏家が各々の解釈によって繰り返し演奏し、複数の演奏が存在することで作曲家が意図した芸術が顕在化されてくるように。それを映画でやるとどうなるか?−−貪欲に記録し続けようとするオブゼッション!路地の一点透視!肉体のエロティシズム!
ノスタルジーと性欲に夢想する監督たちの各々の“差異”を楽しんで欲しい。

(帯谷有理テキストより)


なぜ熱海か、というと単純に好きでよく行っていて、いつも熱海で何か撮りたいなぁと遊びながら良い場所をチェックしていたからです。
熱海の淫美な空気感は非常に映画的なので、すでに頭の中で構図はできてました。


『プレイルーム』の企画の話が来た時、「すぐ撮らないといけない、予算がない、20分未満の短編、伝説のストリッパー若林美保さんが出演」というのだけが決まりなので、すぐに熱海で『路地の子』を一人で撮ることを考えました。

昨年の7月に撮ったのですが、当時、来年公開の『ナイトクルージング』、今年のカンヌライオンズに出品した『光を、観る』、さらにCMを同時並行で制作していたのでかなりハードで、撮影はその合間のたった1日で終わらせました。
が、そのハードな状況のストレスを全て熱海の撮影でぶつけたので非常に楽しかったです!


若林さんとは、撮影まで会ったのはたった2回だけで、一番最初の顔合わせの後、なぜか一緒に『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観に行きました。w
撮影まであまり会わなかったのは、二人きりでかなりきわどいシーンを撮るので、他人同士の気まずい緊張感を持たせたかったからです。
その甲斐あって、生々しいコミュニケーションのシーンが撮れました。


出演は、若林さんの他に一人だけで、今注目の怪優、須森隆文さんに出てもらっています。
昨年、立て続けに主演作が公開されましたが、来年なんとテレビ朝日開局60周年記念の超話題作『やすらぎの刻〜道』(倉本聰さん脚本)に出演するという、怒涛の大活躍。
そんな須森隆文の地上波じゃ絶対観られない怪演も見所です!w


今回、帯谷さん原作の「路地の子」ですが、自分なりのテーマもこっそり盛り込んでおります。
今年の春頃、私もファンである有名写真家の方とその長年の被写体の方との関係性の問題がちょっとだけニュースになったのですが、偶然ですが、そういうことを以前からずっと考えていたのでそれを描いております。
女性(異性)の裸を撮る作品の暴力性について、の「作品」です。


というわけでご興味ある方は是非、劇場に遊びに来てください。

初日の12月8日(土)は『プレイルーム 』監督とメインキャスト、ほぼ全員で舞台挨拶をいたします(さらに先着で初日限定フライヤーをプレゼント!)。

この日は18時45分から上映開始します。


それ以降の日はレイトショー(20時50分〜)で、連日、各監督による上映後イベントも行う予定です。

私は、12日(水)に主演の若林美保さん、須森隆文さんとトーク、15日(土)に原作者である映像作家・帯谷有理さん、何かと話題の映画監督・加賀賢三さんとトークいたします。


公式サイト、シネマート新宿さんのサイトに詳細情報載っていますので、チェックしていただければ嬉しいです。


『プレイルーム』

https://playroom.p-kraft.com/


シネマート新宿

http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/lineup/20181214_15215.html

『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)より公開!

ポスターのデザイン、メイン写真は参加監督でもある現代美術家の松蔭浩之さんが手がけたものです。


『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)より公開!

先日、宇川直宏さんのDOMMUNE で『プレイルーム』特集をしていただき、監督全員と若林さんで出演しました。
アーカイブで観れると思うので、会員の方は是非!
http://www.dommune.com

『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)より公開!

上映館であるシネマート新宿の大看板、フリードキンの超傑作『恐怖の報酬』と自作が並ぶのは、映画ファンとしては正直アガります!w



『熱海の路地の子』について。オムニバス映画『プレイルーム』12月8日(土)より公開!

ゴッホ今泉さんが手がけたオリジナルTシャツも劇場で限定販売いたします!

長々と書いてしまいましたが、ご興味ありましたら是非!

劇場でお待ちしております。

よろしくお願いいたします!

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