Masato Kawai

Masato Kawai / Interior Stylist
川合 将人/インテリアスタイリスト

住宅メーカーやインテリアショップのカタログ、広告、雑誌を中心に活動。デザインギャラリー、SOMEWHEREを拠点にモデルルームの内装やコンサルティング、家具や照明の展示イベントの会場構成などの空間演出の仕事も多数展開している。デザイン家具好きを生かした執筆活動もおこなっています。http//www.kawaimasato.com

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東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

グランピングイベント開催中は雨続きだった東神楽森林公園のキャンプ場。奇跡的に空が晴れた瞬間は本当に心地よかった!

さて、旭川デザインウィーク期間に東神楽森林公園で開催したグランピングイベントの続きでございます。

3つのグランピングのテントのスタイリングを担当させて頂いていましたが、そのうち2つは前回にご紹介させて頂きましたので、最後の寝室に設定したテントに使用させてもらった家具などについて触れたいと思います!


東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

3つ目のグランピングテントは寝室。中央に配置したメインのベッドは東京ベッド製造販売株式会社さんから発売された、小林幹也さんのデザインによる《プレーリー》のクイーンサイズのウォールナット仕様です。こちらは匠工芸さんがOEMで製造しているものとなります。赤い布張りの円形スツールはアルフレックスさんの《ピーアイ》。4本脚の木製スツールは匠工芸さんのショールームからお借りした非売品のものでした。プリミティブな雰囲気がちょうどよく、無理矢理お貸し出し頂いてしまいました。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

入り口を入って左側を向いて見た、やや引きの絵。手前はアルテックさんに都内から送って頂いた、カルセリのオットマンです。

空間全体の構成として、このテント内に使用している木製の家具は、ウォールナットなど濃いダークブラウン系やブラックのもので揃え、壁に飾った川村則子さんのアイヌアートの作品やクッション類、ラグなどのテキスタイルは赤系の色味をセレクトしています。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

入り口を入って右側には、タイム&スタイルさんの座椅子《RIKU》の両肘バージョンを2脚セットさせてもらいました。低座で圧迫感を感じさせず、テント内での使用にはぴったりでしたね。手前にトレイテーブルのように合わせたのは、PPモブラーのフルーツボウル《PP586》です。この量感のある木の質感とフォルム。やっぱり良いですね。こちらはスカンジナビアンリビングさんの取り扱い品となります。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

そして横には、アルテックのティートロリー901のヘラ・ヨンゲリウスモデルをスタイリングさせてもらいました。飾らせて頂いた壷やボウル、横に置いたアイアンの置物などは、旭川で見つけたアンティークショップ、soften GARAGEさんにお貸し頂きました。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

ベッド脇に置いたワードローブは、恵比寿のショップ、アスプルンドさんから送って頂いたものです。サファリスタイルの家具を製造するP&Bのトランク型家具のシリーズのひとつ《GENTLEMAN'S VALET》です。これひとつあるだけで、クラシカルなグランピングの雰囲気が出ますね。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

ベッドの上にアレンジした2つのクッションはベイルートの作家、BOKJAによるのもの。女子受けも狙いまして、シックなウォールナットの家具やベッドリネンに映えるようにセットしてみました。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

こちらもベッド横。川村則子さんのアイヌアート作品を飾った壁下のあたりのスタイリングです。右のテーブルは匠工芸さんの製品で、積んだヴィンテージのトランクはアスプルンドさんのもの。国鉄時代のランタン、木彫りの像、植物と鉢は、soften GARAGEさんからお借りしたものです。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

その横に置かせてもらったラウンジチェアは、匠工芸さんの《アメディオ》。まるで海外メーカーのデザインのような造形ですが、デザインは蛯名紀之さんによるもの。残念ながら廃盤になってしまったようで、この時も匠工芸さんのショールームの展示品の現品をお貸し出し頂きました。座り心地も低座で安定感があって心地よく、幅広のアームとスポークを用いた背もたれを組み合わせた迫力のあるデザインも好みの1脚でした。

東神楽森林公園『グランピング&マルシェ』後編

中央に置いた円形のものはスピーカーです。テント内で心地よい音楽を楽しめるようにセットさせてもらったもので、B&Oの無線LAN・Bluetooth対応スピーカー、B&O PLAYのA9です。脚と前面のカバーの色味を選ぶことができ、インテリアとしても家具などに組み合わせがしやすく、おすすめです。

ということで、寝室テントのスタイリングに使用させて頂いた家具などをご紹介させて頂きました。


今回は旭川デザインウィークのイベントということで、旭川に工場を構えるメーカーさんの家具を中心にセレクトし、またアイヌの現代アート作品をスタイリングさせて頂くことで、この土地でしかできない、旭川ならではのグランピングスタイルを実現させて頂きました。


アレンジさせて頂く小物なども、できればこの土地にあるショップからお借りできればと思っていた会期前の数日。。。

そこで見つけたのがアンティークショップのsoften GARAGEさんでした。小さいながらも素敵なショップで、直前に無理を言っていくつも商品をお貸し頂きました。


オーナーの佐々木さんが国内で見つけたアンティークの家具や雑貨を取り揃えていて、基本的にはすべて1点もの。掘り出しものも多いので、旭川に行く機会がある方は是非soften GARAGEさんに寄ってみて欲しいです。佐々木さん、本当にありがとうございました!


世界に誇れる国産の木製家具を製造している、旭川の家具メーカーの製品。スタイリングでは、PPモブラーにアルテックなど、海外メーカーの製品も組み合わせてスタイリングさせて頂きましたが、このようなミックスは都内のショップやイベントなどでも、なかなか見られない。。。

実際にスタイリングさせてもらった感触としても、旭川の家具と海外ブランドの家具を並べても、全く違和感がなかったです。それはやはり、品質の良さ、高いクオリティを兼ね備えているからだと思います。もっとこのような提案が色々なところで見られるようになると良いのですが。。


恥ずかしながら、これまで旭川の家具デザインに関して、かなり無知な状態であったのですが、今回のイベントを通して、工場の職人さんや作り手の人、メーカーの方々に触れ、その高い技術、クオリティに感銘を受けました。そしてもっと沢山の人に、この良さを伝えられればよいなと感じました。


機会があれば、また来年、旭川デザインウィークの期間になにかのかたちで参加できれば嬉しいです。

なんと言ってもこの季節の旭川は素晴らしい気候。大自然の中で過ごす開放感、心地よさは素晴らしいのです!


このイベントにご協力を頂きました、すべてのみなさま、本当にありがとうございました!


では、また!!!



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