Masato Kawai

Masato Kawai / Interior Stylist
川合 将人/インテリアスタイリスト

住宅メーカーやインテリアショップのカタログ、広告、雑誌を中心に活動。デザインギャラリー、SOMEWHEREを拠点にモデルルームの内装やコンサルティング、家具や照明の展示イベントの会場構成などの空間演出の仕事も多数展開している。デザイン家具好きを生かした執筆活動もおこなっています。http//www.kawaimasato.com

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東神楽森林公園/前編

東神楽森林公園/前編

旭川の家具メーカーらのインテリア製品を使用したグランピングテントの展示は、東神楽森林公園のキャンプスペースで開催。同会場では、ENWAによるタープアートの空間演出が来場者を驚かせてくれました。

こんにちは!


今回は先月の6月22日〜26日まで北海道の旭川市で開催されていた、旭川デザインウィークに関することに触れたいと思います。昨年に続いて2回目の開催となった旭川デザインウィークは、旭川家具工業組合、旭川市、旭川商工会議所が主催しているデザインイベントになります。


数多くの家具メーカーの展示が集まる旭川市の家具センターや、各メーカーのショールームや工場、ショップなどを会場にして、新作家具や手工芸品の発表や、建築家によるインスタレーションなど、様々な展示が開催されました。


今年、旭川デザインウィークに初参加のエリアとなった東神楽町では、緑豊かな敷地に豊富なアクティビティを備えた、東神楽森林公園を会場にした『グランピング&マルシェ』というイベントが開催されたのですが、ここでグランピングテントの中のインテリアのスタイリングを担当させて頂きました。


旭川デザインウィーク参加展示ということで、旭川に工場を構える家具メーカー、アルフレックス、カンディハウス、タイム&スタイル、匠工芸の4社の製品を中心に、アイヌアートの作家、川村則子さんのテキスタイル作品などを組み合わせ、この地でしかできないグランピングのスタイルを提案してみました。


テントはデンマークのノルディスク社のものを2型、計3張使用。


ここでは、ラウンジスペースとして作った2つのテント内で使用した、家具や小物などをピックアップしていきたいと思います。


東神楽森林公園/前編

ベージュの張り地やライトな色の木材を使った家具に、自然な素材感を持つラグやブランケットをアレンジしたラウンジスペース。空間の中心には、匠工芸さんからお借りした形状が面白い原木のテーブル、アスプルンドさんで販売するP&B社の書棚に変身するサファリスタイルのトランク家具、アイヌアート作家の川村則子さんが制作するアイヌの着物などをスタイリング。周囲をラウンジチェアやソファで囲み、寛ぎのスペースを作ってみました。

東神楽森林公園/前編

こちらが川村則子さんの制作するアイヌの着物。川村さんは現代のアイヌアート作家として手掛ける作品と並行して、昔ながらの変わらない着物を作ることも続けておられるそうです。今回はこちらの着物をはじめ、壁面を飾る大きなテキスタイル作品などを特別にお貸しして頂きました。

各テントには、様々な布などを組み合わせて表現される、川村則子さんのアイヌアートの作品を象徴的に使用させて頂きましたが、世界各地の民芸品、フォークアートなどがインテリアのトレンドやスパイスとして注目されている昨今の状況から見ても、高い技術を誇る旭川の家具メーカーの家具とアイヌアートの組み合わせは非常に新鮮でした。

事前にアイヌ記念館で、自然に生きたアイヌの歴史、その暮らしのスタイル、つくりだされる工芸などを目にできたことも嬉しかったです。


東神楽森林公園/前編

アルフレックスの代表作、ソファ《マレンコ》です。シートに掛けたのは川村さんのテキスタイル作品。アルフレックスジャパンさんも旭川に工場を構えているのですが、工場では主にシート内部に使うウレタンの成型や、張り地などの縫製を行っていました。一度、視察時に工場を見学させてもらい感激した自分であります。

東神楽森林公園/前編

横に置いたテーブルは、アルテックのコーヒーテーブル《オヴァレット コーヒーテーブル》。こちらはアルテックさんより都内から送って頂きました。ありがとうございました!テーブルの上、左は匠工芸さんの収納《イライラBOX》、右はモアトゥリーズの鳩時計ですね。下の動物のようなスツールは匠工芸さんで販売している《アニマルスツール》です。

東神楽森林公園/前編

このアームチェアはカンディハウスさんの製品で、《GOLFER(ゴルファー サロン(N))》。
クッションはヴィンテージの布を使ったもので、デュマイロジャパンさんで取り扱いしているものです。
そしてその左隣で3つ集めてサイドテーブル的に使用している丸太のようなもの、これはタイム&スタイルさんにお借りしたものですが、突板を作る過程で残った芯材です。テーブルやスツールなどにも使えてよいなと思っていたら、お貸し出しして頂けました。視察時に事務所で見せて頂いた、綺麗にする前の状態のものも、なかなか良い佇まいで印象に残っています。そしてここのラグはセンプレさんでお取り扱いのものです。

東神楽森林公園/前編

左のレザーシートのラウンジチェアはカンディハウスさんの製品で《TACK LUX(タック ラックス リビング)》。右は匠工芸さんの代表作でもある《ウィーブ ロッキングチェア》。真ん中のテーブルはタイム&スタイルさんの《ROYAL FAMILY》。音楽を聞きたい人は、バング&オルフセンのBluetooth対応ポータブルスピーカー《Beolit 15》で。遊びたくなった人はモア・トゥリーズのりんごのけん玉を。

次は、もうひとつのラウンジテントのご紹介を。

このテント内は、家具もキリムなどもポップな配色のものを選定し、賑やかな空間に演出してみました。


東神楽森林公園/前編 東神楽森林公園/前編

スツールはチェックのサンプル生地を張った《マッシュルーム》。横の折りたたみチェアは《LAPチェア》。ともに匠工芸さんの家具です。中央に置いた楕円のテーブルはP&B社のものでアスプルンドさんの取り扱い。
アルフレックスの《マレンコ》もマルチカラーに張り分けたバージョンで、小林幹也さんがデザインした匠工芸さんの《yamanami》の2Pソファのイエローグリーンの生地とうまく合わせられました。

東神楽森林公園/前編

このテント内でも、バング&オルフセンの<B&O PLAY>から、Bluetooth対応ポータブルースピーカー《Beoplay A2》を使用させて頂きました。屋外にも気軽に持ち出せるのでキャンプにはちょうど良いサイズですね。川村則子さんのアイヌアート、各テント内に作品を痛めないような仕様で吊って飾らせて頂きましたが、この造作用に部品の調達などで近隣のホームセンターをかなり車でまわりました。単純に車で走るのが楽しかったこともあると思いますが、、、とにかく真っ直ぐな道ばかり。視界は開けているし運転が気持ちよいのです。





東神楽森林公園/前編

こちらはシドニーの屋外家具ブランド、<HARBOUR OUTDOOR>の折りたたみチェア《LCAディレクターズチェア》。本体の材質はアルミに粉体塗装を施したもので、アームにはチーク材、背座はパティラインを使用したものです。ENWAさんのタープアートの下にできた陰で快適に座らせて頂きました。取り扱いは、有限会社ゲートジャパンさんになります。

以上です。


次回も引き続き、東神楽森林公園で開催した『グランピング&マルシェ』のイベントから、グランピングテント内で使用した家具のご紹介をしたいと思います。


次のテントは小林幹也さんのデザインしたクイーンサイズのベッドを中心にした寝室です。

旭川の家具メーカーさんの家具のほか、旭川で出会ったアンティークショップ、soften GARAGEさんの商品などにも触れたいと思います。


では、また!

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