用語解説
第2弾 冬の素材 ダブルフェイス、ニードルパンチ
第3弾 毛羽立ち素材 ブークレ、カセンティーノ、モヘア
今日から始まったPen onlineのブログでは、旬のファッション小ネタ情報、オリジナルレポート、服飾コラム、Pen onlineインタビュー取材こぼれ話などの内容をメインに展開していく予定です。ファッションがちょっとでも好きな人のお役に立てるネタを提供していけたらな、と。
さて今回は、“最近耳にするけど、なんだかよー分からんファッション用語解説”第一弾です。
「ネオプレン」
工業製品などに使われてきた合成ゴム素材で、「ネオプレン」は新素材開発のパイオニアである「デュポン」社の登録商標。1920年代に産業界の科学者の目標であった合成ゴムを彼らが1930年に実現させ、クロロプレンと命名し、ネオプレンとして販売したというもの(デュポン公式サイトより)。天然素材ではないからハイテク素材と呼べますが、実は決して新しいマテリアルではないんですね。
強度があり、耐熱性や耐寒性にも優れているため、ダイビング用のウェットスーツとして使われているのが有名ですね。クッション性の高さから、PC保護ケースでもよく用いられてます。

超軽量なうえに柔らかいですし、例えば女性のフレアミニスカートなどを仕立てれば、風をはらんでふわっと広がる美しいフォルムを表現できます。
素材の難点を挙げるなら、どうしても人工的に見えて、天然素材のようなしっとりとしたムードになりにくいこと。でも、そのハイテクなスポーツ感こそが、まさに今の気分なんです!
英国調やアメトラのネクストスタイルとしてファッション界がプッシュしているフューチャリズムにぴったりというワケ。
流行する前からいち早くネオプレン(もしくは同類の素材)に着目したブランドでは、ランバン、カラー、ニール・バレットなどが思い浮かびます。レザーの裏面にボンディングで貼り合わせたり、素材の使い方は多種多様です。
この素材使いが上手な注目の若手ブランドは、3.1 フィリップ・リム、J.W.アンダーソンあたりでしょうか。Pen online「秋冬ファッションの最新キーワード」に掲載されているJ.W.アンダーソンのフリル付きベージュの短パンもネオプレンでつくられています。
ちなみに、ジョナサン・ウィリアム・アンダーソンは、ロエベのクリエイティブ・ディレクターに就任しました!!
いやー、これからの活躍が楽しみですね~。
写真:安田如水
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参考記事
男性のための女性ファッション用語講座 Part2:サンダル編(オリジナルイラスト)
新人クリエイター作品 Part1:ファッションデザイナー上野貴大
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