サイケデリック・サウンドが満載!心地よいチカーノ・ソウル進化盤

  • 文:山澤健治(エディター)
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【Penが選んだ、今月の音楽】
『サウンズ・グッド』

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メキシコ系アメリカ人たちによる魂の音楽、それがチカーノ・ソウルだ。昨秋の初来日公演も絶賛された、LA発の新世代スリーピースバンドによる最新作には、フォークやロック、ラテンなど多元的なエッセンスを内包する陶酔のサイケデリック・サウンドが満載。ノラ・ジョーンズの新作アルバムでも存在感を発揮したリオン・マイケルズがここでもプロデューサーとして、いなたくも芳醇な甘茶チカーノ・ソウルの魅力を余すところなく抽出。ユルさ全開、サイケ感漂う心地よいグッドミュージックの進化に貢献している。

※この記事はPen 2024年7月号より再編集した記事です。