タイ流“野良犬の助け方”とは? 捨てられた看板を賢く再利用

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タイ畜産振興局(Thai Department of Livestock Development)が2016年に行った調査によると、タイの犬の総数は670万頭。うち75万頭が野良犬で、その数は増え続けている。バンコクだけでも10万~30万頭の野良犬がいると言われている。

世話をする人がほとんどおらず、かろうじて生きながらえている野良犬たちは、にぎやかな通りをうろつき回り、常に厳しい気候条件や事故、虐待にさらされている。

こうした差し迫った問題を念頭に、タイのコミュニティグループ「スタンド・フォー・ストレイズ(Stand for Strays)」は、看板をリサイクルし、野良犬のための機能的なシェルター「ホームレス・アロット・モデル(Homeless Allot Model)」を作成した。このシェルターは、タイの都市部のどこにでも簡単に設置でき、毛皮をまとった野良犬を、激しい雨や猛暑から保護できる。

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捨てられた看板をシェルターに

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すべての画像提供:Stand for Strays

スタンド・フォー・ストレイズは、タイの都市構造をアップグレードし、犬に優しい環境に変えることを目的に、ホームレス・アロット・モデルを発表した。このモデルでは、廃棄された看板を再利用して、機能的なシェルターにしている。

パネルは壁に立て掛けられ、上部は蝶番で固定されているが、困っている犬がいれば、下部を開いて、テントのような天蓋を作ることができる。

パネルの裏側には小さな台が設置されており、犬が地面に寝なくてもいいようになっている。この台は、犬にとって安全かつ衛生的で、乾燥した寝床となるほか、直接地面に触れることなくシェルター内に餌を置くこともできる。また、野良犬が迷い込んできた時には、通行人が簡単にパネルを広げられる。

このシェルターは、リデュース(減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再資源化する)という「3R」の考えに基づいて作られており、環境汚染を増やすことなく野良犬を救うことを意図している。リサイクル材と再利用材のみで構成され、壁にフラットに設置されるため、既存の景観を、ほぼそのままに保つことができる。

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プロジェクト情報:

名称:ホームレス・アロット・モデル
デザイナー:Stand for Strays

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※この記事はdesignboomからの提供です。

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