東ドイツ時代に完成した行楽地が、ビアガーデンにリニューアル

  • 文:河内秀子

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BERLIN ベルリン
ドイツ

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Photo: Janek Grahmann

19世紀にレストランとして誕生し、東ドイツ時代には併設されたディスコが話題だった「ツェンナー」。シュプレー川に面した8000㎡もの敷地に立つネオルネッサンス様式の建物は、完成した当時、世界遺産のサンスーシ宮殿と比較されるほどに豪華だったという。しかし21世紀に入って周辺に飲食店が増え、2019年に倒産。廃墟と化していた。

そんな由緒ある建物が今年、ビアガーデンとしてリニューアルオープン。真夏日が続いていることもあって、盛況だ。ベルリンっ子にとって夏の行楽地といえば、やっぱりツェンナー。ダンスホールも急ピッチで修復中、マイクロツーリズム人気のいま、再び日の目を見そうだ。

www.zenner.berlin

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