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落語を堪能するなら、風情ある建物で。

新宿末廣亭

新宿末廣亭

エリア:新宿三丁目

土曜日の夜9時頃、飲み屋が連なる新宿3丁目の古い建物に数十人の行列が。お目当ては、若手噺家4人による落語を1時間半にわたって楽しめる「深夜寄席」です。わずか500円で見られるとあって、客も若い人が多い。さて、今夜の出演者は……。

「汚いけど、この雰囲気がたまらないとお客さんは言ってくれます」と、新宿末廣亭の真山由光さん。汚いだなんてとんでもない。東京に4軒しかない寄席のうち、コンクリートのビルではなく木造の風情ある建物で、桟敷席といわれる畳敷きの席があるのはここだけなのです。せっかく落語をライブで見るなら、この雰囲気のなか、桟敷席で足を伸ばして弁当片手に堪能したいもの。

そもそも寄席とは、狭義には、落語と色物(曲芸や漫談、紙をはさみで切って形を作る紙切りなど、落語以外の伝統芸能)を見せる常設の演芸場のこと。江戸時代に起源をもちますが、いまでは東京のほか大阪に1軒あるだけの希少な娯楽場。とはいえ、歌舞伎などと違って気軽に楽しめるのがこの“伝統”の魅力です。予約の必要はなく、公演の途中からでも入れるし、夜までずっといてもいい。風情ある建物で、落語三昧の一日を過ごす贅沢を。


上写真:噺家が前口上で個人的な話をしたり、現代語のアドリブを入れたりと、ライブで見るからこその楽しみも。写真は、土曜日の21時30分~23時に行われる「深夜寄席」

落語を堪能するなら、風情ある建物で。

「番組(公演プログラム)」は、落語と色物のバランス、古典落語と新作落語のバランス、さらに、トリ(最後に出る噺家)を誰にするかなどを考えながら決められる。

落語を堪能するなら、風情ある建物で。

現在の建物は1946年の建設。内観・外観とも風情があるが、以来、補修しながら使い続けてきたという。2階席(桟敷席)も合わせて、席数は全部で313席。

    東京都新宿区新宿3-6-12
    TEL:03-3351-2974
    開場時間:12時~16時30分(昼の部)、17時~21時(夜の部)
    定休日:12月30日~31日
    料金:¥2,800(一般)、¥2,200(学生、友の会会員)、¥1,800(小学生)
    http://www.suehirotei.com/

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