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合羽橋に新しい風、老舗良理道具店。

釜浅商店

釜浅商店

エリア:浅草

100年以上続く、合羽橋でも最も古い料理道具やが、2011年度サインデザイン賞の「空間・環境表現サイン」部門で受賞したと聞くと驚くかもしれません。でも、足を運べば納得するはず。合羽橋商店街を歩くと、黒地に白く「釜浅商店」と染め抜かれたのれんがひと際目を引くからです。


リニューアルは2011年。1970年代生まれの4代目、熊澤大介氏が同世代の西澤明洋率いるエイトブランディングデザインと、吉田昌弘代表のKAMITOPENに依頼。昔ながらの商店街の風景に溶けこみながらも、新しい息吹を吹き込んだことに感心します。


釜浅商店の名前が聞こえてくるのは、「良い道具には良い“ 理” がある。手入れをしながら長く使える、“良理”道具を後世に伝えていきたい」という熊澤氏の思いを象徴する、いくつかの料理道具のことです。そのひとつが、横浜の山田工業所に別注している“ 打ち出し鉄” のフライパン。大阪の職人、姫野寿一氏による“ 本手打ちゆきひら鍋” の美しさも、格別です。ダイヤモンドのように輝く鍋は、叩き締められて丈夫になり、熱の入り方がやわらかくなるといいます。隣の庖丁・鉄器フロアに行くと、カッティングボードの前で若い料理人に店長の長谷川滋氏が熱心に説明中でした。釜浅の庖丁は無印なので、自分の使いやすさが判断基準。手に持ってみなければわからないのです。


「和庖丁なら堺の鍛冶師と研ぎ師のコンビネーションによって、洋庖丁は得意分野に合わせて、岐阜や福井などの小さな工場で創り上げられたものを無印で販売しています。ブランド名ではなく、職人と産地を伝えていきたいのです」(長谷川氏)。庖丁に自分の銘を入れてもらった料理人たちは満足げな顔です。きっとこれから腕を磨いていくに違いありません。


上写真:商店街の真ん中あたり。ロゴマークは原点である、釜の蓋をイメージ。料理道具フロアと庖丁・鉄器フロアに分かれている。

合羽橋に新しい風、老舗良理道具店。

和・洋・中・そば庖丁と70~80種ほど揃う。「家庭用なら¥7,000~¥10,000以内のものでいいでしょう」と長谷川氏。銘入れはその場でサービスとしてやってくれる。

合羽橋に新しい風、老舗良理道具店。

使ってみると良さを実感。評判の「釜浅の鉄打出しフライパン」。片手フライパンに加え、3.2mm厚の両手フライパンが登場。片手は直径18~26cmの5サイズあり、価格は24㎝で¥4,340。両手は直径22、24、26㎝の3サイズあり、24㎝で¥7,000

    東京都台東区松が谷2-24-1
    TEL 03-3841-9355(料理道具フロア)
    TEL 03-3841-9357(庖丁・鉄器フロア) 
    営業時間:9時30分~17時30分(月~金) 10時~17時30分(日・祝)
    無休
    http://www.kama-asa.co.jp

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