さりげなく香りを纏い、見えない部分も洒脱にふるまう。

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スタイリスト
行定 幸治

フランスのデザイン学校を卒業後、クリスチャンラクロア、クリストフルメールらのアトリエでデザイナーとして勤務。その後スタイリストDarryl Rodriguesのアシスタントを経て、2005年に東京をベースに活動をスタート。現在は本誌をはじめさまざまなファッション誌、広告でスタイリングを手がける。

スタイリストの行定幸治さんは、ジェントルマンの身だしなみについて語ってくれました。「洋服はもちろんですが、髪型や、目に見えない匂いにまで気を使うことがジェントルマンのファッションだと思います」。
香水の匂いは、食事のときなどにまわりの人に不快感を与えてしまうこともあります。ほんのりと自分だけが楽しめるぐらいの、適量をわきまえた匂いがベストなのだとか。もうひとつジェントルマンズ・アイテムとして紹介してくれたのは、ケントのコーム。「身だしなみは、自己満足の美意識であるべきです。一日をスタートする儀式として、自分なりのスタイルを見つければいいと思います」

中学生の時から香水を使っているという行定さんは、その時の気分にあった匂いの香水を、シーズンごとに変えているそうです。今の気分はジョーマローンの154コロン。長年愛され続けるブランドの完成度の高い香りは、TPOを選びません。

ジョーマローンは、英国発のフレグランスブランド。流行廃りを超越した、定番の香りが楽しめます。「ストールを首に巻いた時に、ほんのりと染み込んだ香水の香りが気分を落ち着かせてくれます」いつどこにいても、馴染みの匂いは気持ちをリセットさせてくれます。

「オフの日は、グリースとコームで髪型を整えます。身だしなみを整えることで、一日を気持ちよく過ごせます」という行定さんだが、「髪に油が付いていると、洋服を汚してしまうことがあるので」と、仕事がある日は整髪料を付けないのだとか。

ジェントルマンらしい携帯品の代表といえるコーム。折りたたみができるケントのものは、グリースが付いていても他の荷物を汚しません。こんなひとつひとつの気配りが、ジェントルマンの身だしなみを支えているのです。