歌詞が浮かび上がりシンクロする、次世代型スピーカー「Lyric Speaker」を体感せよ!

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    歌詞の書体や大きさ、動きなどが、曲調に合わせてリアルタイムに表示される。

    インターネット経由で音楽をダウンロードすることが一般化した現在、歌詞をじっくり聴く機会も少なくなったのでは。レコードやCDのようにライナーノーツや歌詞カードが付属していないので、これも自然な流れかもしれません。そんな現状を憂いて企画・開発されたのが、この次世代型スピーカー「Lyric Speaker(リリック・スピーカー)」です。

    モバイル端末から好きな音楽を選曲し再生すると、スピーカーが自動で楽曲の雰囲気や構成を分析。歌詞をネット上のデータベースから取得し、本体内蔵の透過型スクリーンに美しいモーショングラフィックスで浮かび上がらせます。優しい曲は温かみのある書体や動きに、またエネルギッシュな曲は力強く歌詞をビジュアライズしてくれます。

    Lyric Speakerを企画したのは、映像・広告・ブランディングなどを手がけるクリエイティブカンパニー「SIX(シックス)」。製造は日本の国内メーカーによるものです。スピーカーユニットに関しては、底部にサブウーファーを、正面にウーファーとツイーターが2つずつ配置。先日開催されたお披露目&体験会では、クリアで心地よいサウンドが響いていました。

    プロダクトデザイナーの小野直紀さんによる黒を基調としたミニマルなデザインが、映し出される歌詞を効果的に惹き立てます。曲の転調やサビの部分を判断し、それにふさわしい形で歌詞が表示されるので、楽曲の魅力をよりダイレクトに伝えてくれます。

    製品コンセプトを立ち上げたのが、クリエイティブディレクターの斉藤迅さん。歌詞にどれだけ人の心を変える力があるかを綴った、『一瞬でやる気を引き出す38のスイッチソング』(文響社)を上梓したばかりだそうです。自身が“音楽の歌詞から元気づけられることが多かった”という経験から、この次世代型スピーカーが生み出されました。待望のLyric Speakerの発売は世界に先駆け、6月15日(水)から国内での先行予約を開始します。伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店の3店舗、および三越伊勢丹ECサイトでの限定展開になるので、ぜひチェックしてみてください。(文・撮影:ジョー スズキ)

    筐体は幅50cm×高さ35cm×奥行き10cmほどで、リスニングシーンを選ばないサイズ感だ。

    専用のアプリをダウンロードすれば、自身のモバイル端末から簡単に操作できる。

    製品コンセプトを立案した、SIXのクリエイティブディレクターを務める斉藤迅さん。

    SIX「Lyric Speaker」
    価格:¥324,000
    http://lyric-speaker.com

    ●お問い合わせ先/三越伊勢丹ホールディングス TEL:03-3225-2474