世界3カ国で発表された、BMWの市販型EVはなにが違う?

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    三菱の iミーブや日産のリーフなど、市販型のEV(電気自動車)が発売されて4年が経ちました。

    日本車ばかりのこの分野にいよいよヨーロッパ勢も進出してきました。
    その第一弾がBMWの「i3」。
    7月29日にアメリカのニューヨーク、中国の北京、英国のロンドンの3カ所を結び、それぞれの地域のメディアを集めて世界同時発表するほど気合が入りようです。このBMWi3、基本的にはEV(電気自動車)。
    スマホの画面のようにフラットなガラスの下からリアランプが透けて見えるようなデザインや、2ドア風に見える観音開きドアを採用してスポーティに見せるなど、新しいデザインが細部にも盛り込まれています。
    アルミやカーボン複合材(CFRP)などの軽量素材を使用することで、電池の重さを相殺する工夫もされています。同時に重心を低くすることでEVでも前後の重量配分を50:50に保ち、スポーティな走りも実現。航続距離130~160kmと発表されていることから、日産リーフの228kmにくらべて電池の容量は少ないと考えられます。

    ただしこのクルマがいままでのEVと違うのは「レンジ・エクステンダー」という2気筒の発電用エンジンがオプションで選べること。このオプションを選べば最大で300kmまで航続距離がのびます。

    現在、発表されているドイツでの発売価格(EVのみ)は3万4950ユーロ。レンジ・エクステンダーつきで3万9450ユーロとされています。欧州での発売は今年の末から。日本では来年の前半に発売される予定です。(川端由美) 

    問い合わせ先/BMWジャパン www.bmw.co.jp