金沢の小さな美術館のスタンプを集めよう! ミュージアム版御朱印帖「ごミュ印帖」が登場。

  • 文:脇本暁子

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第25回伝統加賀友禅工芸展金賞を受賞したことのある加賀友禅作家・吉本大輔氏によるデザイン3種(黒、青、ピンク)縦162mm×横111mm×幅12mm¥1,620 

金沢でミュージアムといえば、金沢21世紀美術館を思い浮かべる人が多いのでは。けれども金沢には、まだまだ知られざるユニークな美術館が多くあります。たとえば、アメリカに禅の思想を伝えた仏教哲学者、鈴木大拙の生家そばに建つのが、2011年に谷口吉生氏の設計した「鈴木大拙館」。水盤の庭や白い箱の思索空間棟は建築ファンにも人気です。ほかにも世界で唯一の「金沢能楽美術館」や古いレコード3万枚を所蔵している「金沢蓄音機館 」など、個性派美術館がそこかしこに点在しています。

そんないぶし銀のような味わい深い美術館を楽しんでもらおうと、市内17カ所の小さな美術館オリジナルスタンプを集めるミュージアム版御朱印帖「ごミュ印帖」が発売されました。金沢在住の加賀友禅作家の吉本大輔氏がデザインした黒いシックな椿柄、竹久夢二を思わせる青い小鳥や小花柄、ピンク色の遠州椿など3種類。これらすべての施設に何度でも入館できるお得な共通鑑賞券(1DAYパスポート¥510、3日間パスポート¥820)も発売されているので、ごミュ印帖を片手に、春の金沢の美術館散策はいかがでしょう。

「ごミュ印帖」は金沢市内の文化施設ミュージアムショップで販売中。オリジナルスタンプを集めるだけでなく、旅のノートなど使い方はさまざま。

「ごミュ印帖」の販売の開始にあわせて、小さな美術館をめぐり”文化の道草”を楽しんでもらうリーフレットも発刊。

小さな美術館の見所やマニアックなミュージアムグッズ、路地裏散策案内など盛りだくさんな内容。

問い合わせ先:金沢市文化施設課 TEL 076-220-2085

金沢蓄音器館、泉鏡花記念館、金沢文芸館、徳田秋聲記念館、安江金箔工芸館、金沢湯涌夢二館、中村記念美術館など12施設で販売中。

http://www4.city.kanazawa.lg.jp/16010/museum-gomyuin-book.html