アートになったバイクの最新作は、防犯カメラから出来上がった。

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    最新作「chicara06」の設計図。ビルダーの永田さんの美意識が細部にまで光る。

    バイクをアートの領域まで高めたひとりの男がいます。日本人カスタムビルダー 永田力さんが、自らの名前をシリーズにつけた「chicara art」シリーズは海外で非常に高い評価を得ています。このカスタムバイクは1台あたりの制作時間が7500時間!という驚異的なモデル。古いバイクのパーツを使い、ときには車体全体をクロームメッキにするなど大迫力の仕上がりになっています。基本的には非売品ですが、1台あたりの価格は軽く億を超えると言われています。そんなchicaraシリーズの最新作は、防犯カメラを中心に制作されたもの。カメラのブラケットを製作しているうちにバイクになってしまったそうです。フルカラー、オートフォーカスのカメラを上から見て十字に4個配置したデザインで、美術館や公共施設の広いフロア用だそうです。実際に走ることも可能な奇天烈なバイク。できることなら生で観てみたいものです。(Pen編集部)

    本邦初公開のカメラ部分。高性能な防犯カメラが搭載されている。実際の映像はどのようなものになるのだろうか?