トップアートディレクター・榎本卓朗のセミナー開催! 「手で書くこと」を通して “共感とは何か”を考えましょう。

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    『HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES Vol_1 榎本卓朗の仕事』(CCCメディアハウス 刊)

    グラフィックとTVCMの両方を手がける博報堂のトップアートディレクター、榎本卓朗氏。本年度のADC賞グランプリを受賞するなど、いまもっとも注目されているアートディレクターです。大塚食品の「MATCH」では、広瀬すず・アリス姉妹と江口寿史のイラストを並べたポスター展開で、高校生から50代まで幅広い世代の共感を得ました。ネコをかたどったケチャップごはんに、卵ぶとんをかけるシーンがとても印象的なブランド卵「きよら」のCMでは、そのコンテを担当。鼻にグリンピースを使うなど、実際の料理を考えながらコンテを描くことで、完成度を高めたといいます。

    このようにして緻密に共感を得る“メッセージ”づくりに腐心する彼の作業風景や、異彩を放つ作品群、哲学にいたるまでをとり上げた『HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES Vol_1 榎本卓朗の仕事』が先ごろ刊行されました。さらにそれを記念した、セミナーが東京・六本木のアカデミーヒルズで開催されます。

    セミナーでは、榎本氏がとくにこだわりをもって実践している、「手で書くこと」に焦点を当てます。彼によれば、手で書くことによって、従来正しいと考えていた商品の魅力がそもそも間違っていることや、伝わらない伝え方を選択していたことに気づくといいます。実際に手を動かす演習も取り入れ、伝えたい人にメッセージをいかに的確に届け、共感を得るかを模索するなど、トップアートディレクターの思考のプロセスをたどり、体感できる貴重な機会です。様々なビジネスシーンに応用できる、榎本流の「伝える技術」を学んでみてはいかがでしょうか。(Pen編集部)

    セミナーに登場する榎本卓朗氏。本年度のADC賞グランプリを受賞。

    本年度のADC賞グランプリ受賞作品、「カロリーメイト」(大塚製薬)。

    キャスティングが話題を呼んだ「MATCH」(大塚食品)。

    ラフコンテを担当したブランド卵「きよら」のCM。右が榎本氏のラフコンテ。

    トップアートディレクターが実践する「手で書くことのススメ」
    ~共感を呼ぶ商品の魅力の伝え方~

    2016年8月5日(金)19時~21時
    会場:アカデミーヒルズ 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階
    http://www.academyhills.com/aboutus/access/index.html
    参加費:¥4,000
    定員 150名(先着順)

    主催:アカデミーヒルズ
    協力:CCCメディアハウス

    お申込みと詳細はこちらまで 

    ※サインペンを使用しますのでご持参ください。
    ※参加者全員に『HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES Vol_1 榎本卓朗の仕事』を1冊進呈いたします。

    [講師]
    榎本卓朗 Takuro Enomoto
    1977年、宮崎県生まれ。2000年に東京工芸大学芸術学部デザイン科を卒業後、博報堂に入社。現在、シニアアートディレクターとして、グラフィック制作とTVCM制作両方を手がける稀有なマルチプレーヤーとして、博報堂を代表するヒット広告を連発している。主な仕事に大塚製薬「カロリーメイト」、大塚食品「MATCH」、日野自動車「HINO DUTRO」、kracie「HIMAWARI」など。受賞歴は、東京ADC賞、ACC賞金賞、タイムズアジアパシフィック広告賞金賞、ニューヨークADC賞銀賞、ロンドン国際広告賞銀賞、テレビ広告電通賞、ギャラクシー賞ほか多数。

    『HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES Vol_1 榎本卓朗の仕事』