鶏ガラと豚骨を主体とした「動物系スープ」と、かつお節、煮干しでとる「魚介系スープ」のダブルスープが絶品の人気ラーメン店、麺屋武蔵。都内に14店展開する各店舗では独自にアレンジしたスープを提供することで知られ、ラーメン好きにとっては全店で味の違いを食べ比べるのも楽しみのひとつです。

このたび新宿本店に登場したのは、「エビべジタンメン」。栃木県の海老原ファームで採れた野菜を使った、ビーガン（菜食主義）のタンメンです。海老原ファームはいま人気のカリスマ農場で、多くの一流ホテルもここの野菜を採用しています。

麺屋武蔵のこってり系ラーメンとは一線を画すメニューですが、同じ大きさにカットされた色とりどりの野菜から出ているうまみは、実に濃厚。大根、かぶ、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモなどの野菜と、塩ベースのスープが優しく溶け合い、細麺によく絡んでいます。

「色々な野菜が同時に口に入ることによって、海老原ファームさんの『土』の味を表現したいと思いました」と、麺屋武蔵代表の矢都木二郎さん。

エビベジタンメンは、1日限定10食。動物性油分をいっさい使わない自然の味わいは、女性はもちろん、男性からも支持を受けそうです。（Pen編集部）