日本ワインで乾杯!We Love Japanese Wine!

#02|
鹿取みゆき・選&文
尾鷲陽介・写真 
selection & text by Miyuki Katori
main photograph by Yosuke Owashi
千円台で飲めるプレミアムなおいしさは、つくり手の努力の結晶です。

プレミアム・ルージュ2013

千円台で飲めるプレミアムなおいしさは、つくり手の努力の結晶です。

最近の、日本ワインの注目のされ方には、長らく紹介してきた私自身も驚いています。確かに、小規模なつくり手たちが次々と登場してきて、新たな才能に出会った時にはいつも興奮も覚えます。けれども一方で、多くの人に伝えたいと思うのは、既存のワイナリーのワインが格段においしくなっていることです。特に第3セクターのワイナリー。このカテゴリーのワイナリーも注目です。
かつて第3セクターのワイナリーといえば、お土産ものとしての需要をあて込んだところがほとんどでした。ラベルも、味わいもいけてない。そうしたイメージを払拭し、現場の若手のがんばりで、ワインが激変しています。

たとえば、朝日町ワイン。醸造担当者の鈴木智晃さんを中心とした若手のメンバーによって、ワインは大きく変わりました。10数年前とは、ホント別物です。今回、ご紹介する「プレミアム・ルージュ」は、彼らが高品質化に取り組んだ第1号とも言えるワイン。ワンランク上のワインをつくろうという気持ちを込めて、この名前を付けたそうです。
「でも、いまとなっては、プレミアムなのに安いね(値段は1,490円!)と言われるんです」と、鈴木さんは笑って話してくれました。

ワインは、マスカット・ベーリーAという品種に、ブラック・クイーンとメルロをブレンドしています。ベーリーAは、朝日町の柏原地区の農家さんのもの。日本で最も収穫が遅い、完熟しきったブドウです。
何といっても印象的なのは、口の中で感じる広がりのあるベリー系の果実の風味。ブドウのパワーを感じます。一部のワインを樽の中で寝かせているので、樽の香りと果実の香りのせめぎ合いも心地よい。そして1,000円台とは思えない飲みごたえ。鈴木さん、グッジョブ!

クリスマス、年末年始にみなさんはどんなワインを飲むのでしょうか? このワインなら、お節のゴボウの八幡巻やハゼの甘露煮などが合いそうです。ちなみに前回ご紹介した「キザンスパークリング トラディショナルブリュット」、さらにはその原料ぶどうの甲州から造ったワインには、お節と合わせやすいものも多いです。


千円台で飲めるプレミアムなおいしさは、つくり手の努力の結晶です。
朝日町ワインの醸造担当者の鈴木智晃さんは朝日町で生まれ育ちました。「何としてもワイナリーのワインの品質をあげよう」という彼の熱意が、劇的な品質向上の原動力。彼らがつくり上げたワインには、抜群のコストパフォーマンスをもつものが多いです。いままでの概念が覆されるに違いありません。

プレミアム・ルージュ2013

ワイナリー名/朝日町ワイン
ブドウ品種と産地/マスカット・ベーリーA、ブラック・クイーン、メルロ(すべて山形県)
容量/720ml
価格/¥1,490
問い合わせ先/朝日町ワイン TEL: 0237-68-2611
http://asahimachi-wine.shop-pro.jp

プレゼント

新連載「日本ワインで乾杯!」のスタートを記念して、毎回、ご紹介するワインを1名の方にプレゼントします。
 第2回「プレミアム・ルージュ2013」のご応募の締め切りは、2016年1月7日(木)まで。ふるってご応募ください。
 ※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。未成年者のご応募はできません。ご応募は日本在住の方に限ります。なお、伊豆諸島(大島・八丈島を除く)および小笠原村(小笠原諸島)への配送はできません。ご応募にあたっては、弊社メールマガジンへのご登録が必要です。

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