パリの流行を先取るマレ地区に、オーナー・パティシエのクリストフ・アダン氏が2012年に開いたエクレア専門店「L’Éclair de Génie」（レクレール・ドゥ・ジェニ）。店名は「天才的なひらめき」と「素晴らしいエクレア」のふたつの意味をもち、もともと「稲妻」「エクレア」という意味がある「Éclair」という言葉を使ったセンスあふれるネーミングです。日本でも、2014年秋に初上陸を果たして以来、瞬く間に注目を集めました。

世界に名を馳せるシェフ･パティシエのクリストフ・アダン氏は、1996年にフォション社に入社、ピエール・エルメやセバスチャン・ゴダールのもとで修行を積みます。2001年にはシェフ・パティシエとなり、2004年にエグゼクティブ・シェフに就任した腕の持ち主です。このフォション時代にカラフルエクレアを開発し、フランス国内はもちろんのこと、ヨーロッパ、そして日本でもエクレアブームを巻き起こしました。

「アーティスティックなエクレア」がコンセプトのとおり、ガラスケースのなかで鮮やかにキラキラと輝いています。独創的なレシピによる美味しくカラフルなエクレアは、スイーツを愛するパリジェンヌのハートを射止めることに成功。瞬く間に人気パティスリーの仲間入りを果たしました。パリの本店では、1日に1500本も売り上げる人気ぶりです。（！）

このアートのようなエクレアは、味わいにもこだわりを秘めています。シュー生地はカリッとしすぎずほどよいしっとり感をキープ。クリームとの相性は言うまでもありません。そして季節やイベントの限定商品も「レクレール・ドゥ・ジェニ」の魅力のひとつ。看板商品であるエクレアをはじめ、多彩なアイテムが続々と登場します。これからの季節にピッタリの「コフレ・ドゥ・ジュレ001」は、日本限定のデザート。レザン、ポム ヴェルト、マングー、スリーズの４種類のアソートなので、ギフトにも最適。まずはアーティスティックなエクレアを、大切な人と一緒に、味わってみてはいかがでしょうか？（外川ゆい）