みなさんは『マーガレット』『別冊マーガレット』をご存知ですか？　1963年に創刊され、半世紀に渡って少女たちに愛されてきた少女まんが雑誌です。時代をつくりあげてきた偉大な少女まんがの足跡を辿るべく、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで、『わたしのマーガレット展』が9月20日にスタートしました。
少女まんがとは、創刊当時こそその名のとおり、少女のためのまんがとして楽しまれていましたが、時を経るにつれ、その魅力は年齢を超え、そして男性をも魅了しきたカルチャーなのだと思います。弊誌でも2013年6/1号で、「少女マンガ超入門！」特集を敢行し、日本の偉大な文化としての少女まんがの魅力を紐解いたのも、記憶に新しいところです。
『マーガレット』『別冊マーガレット』は、“恋愛”をテーマにあらゆる角度からアプローチした美しい物語を展開し人気を博してきましたが、今回の展覧会ではその世界が存分に楽しめる内容になっています。
『ベルサイユのばら』（池田理代子）や『ホットロード』（紡木たく）、『POPS』（いくえみ綾）など歴史に名を刻んできた代表作の原画が一挙公開されるのに加え、『ベルサイユのばら』のオスカルとアンドレの等身大立像も登場！　ここでは撮影も可能です。
少女時代を懐かしむもよし、現在進行形で楽しむもよし。そしてもちろん、少女まんがファンの男性たちも楽しめる、充実の展覧会。甘酸っぱい青春の空気を楽しみにでかけてみてはいかがでしょう？（Pen編集部）