TOTOギャラリー・間で、建築家・内藤廣の個展「アタマの現場」を開催。

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    所長机で作業する内藤廣さん。代表作に「海の博物館」(三重)や「牧野富太郎記念館」(高知)、東京周辺では横浜の「みなとみらい線馬車道駅」などの建築がある。昨年は新国立競技場のデザイン・コンペで審査員を務め、選定されたザハ・ハディド案の建設を巡る議論で、ザハを擁護する意見を表明して話題となっている。(c)mie morimoto

    建築家、内藤廣さんの個展『内藤廣展 アタマの現場』が乃木坂のTOTOギャラリー・間で1月18日から開かれます。TOTOギャラリー・間での内藤廣さんの個展は今回が2度目。前回の1995年は『素形の構図 還元する場のかたち』と題して開催され、「誰しもの心の奥底にある建築の原形質のようなもの」という概念に“素形”という名前を与え、自身の作品を語りました。今回は展覧会場に内藤さんの事務所の一部を再現しつつ、初期の代表作から最新プロジェクト、未完に終わった作品を通して内藤廣の「アタマの現場」を紹介します。40年にわたって活動を続ける建築家の思考の過程をご覧ください。(Pen編集部)

    (上)九州大学椎木講堂(2014年完成予定)。(下)A project(プロジェクト)

    (上)安曇野市庁舎。(下)静岡県草薙総合運動場体育館(ともに2015年完成予定)

    内藤廣展 アタマの現場

    1月18日(土)~3月22日(土)
    TOTOギャラリー・間
    東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
    TEL:03-3402-1010
    開館時間 11時~18時(金曜は19時まで)
    休館日 日、月、祝
    入場料 無料
    www.toto.co.jp/gallerma/

    内藤廣によるギャラリートーク
    1月22日(水)17時~18時
    ※2月以降も実施予定。スケジュールは、決定次第ウェブサイトにて

    内藤廣講演会 アタマの現場
    2014年1月31日(金)17時30分開場、18時30分開演、20時30分終演(予定)
    会 場:津田ホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷1-18-24)
    申込締切:2014年1月13日(月)
    www.toto.co.jp/gallerma/ex140118/sympsm.htm

    新刊書籍『内藤 廣の建築2005-2013――素形から素景へ2』
    昨年3月に発行した『内藤廣の建築 1992–2004――素形から素景へ1』に続く2巻目の作品集。2005年以降、現在進行中の物件から未完のプロジェクトまで24作品を収録。1・2巻あわせて、内藤廣氏の40年にわたる活動が総覧できます。