「はじめてみる、ちひろの世界。いわさきちひろ×佐藤 卓=展」がはじまりました。

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    佐藤 卓 “風船と舞い上がる少年×「あ」”

    先日、ちひろ美術館・東京にてスタートした、『はじめてみる、ちひろの世界。いわさきちひろ×佐藤 卓=展』。いわさきちひろさんと佐藤 卓さんというふたりの組み合わせが新鮮で、興味を惹かれる方も多いと思います。
    実は、ちひろ美術館のシンボルマークをデザインしたのは佐藤氏。彼にとっての”いわさきちひろ”とは、特別な存在だといいます。昭和30年、練馬区で生まれた佐藤氏は、子どもの頃いつも友だちと外で遊びまわっていたそうです。「ちひろの絵を見ていると、そんな小さな頃遊んだ石神井の景色や、昆虫採集をした武蔵野の雑木林、そして野原でバッタを追い掛けていた頃のことを思い出します」――佐藤氏の深い部分には、確実にちひろが描いた世界が存在しているそうです。
    素敵な関係性をあらためて知ることができる本展は、展示室4室にわたって展開されます。「佐藤 卓のデザイン採集」「ちひろの線」「ちひろの描く子どもたち」、そしてラストは「ちひろ×佐藤 卓の実験室」と題し、ふたりのコラボレーション空間が広がります。ちひろの「線」がおもしろいという佐藤氏が、ちひろの線画をパターン化して組み合わせ、新しい世界を見せてくれます。ふたりのコラボは一体どんな世界を生み出すのか、わくわくする展覧会です。(Pen編集部)

    いわさきちひろ ランドセルをしょって並んで歩く一年生小 1966年

    いわさきちひろ 空と家並み 1966年

    佐藤 卓 “机に向かう少年×ロッテ キシリトールガム”

    『はじめてみる、ちひろの世界。
    いわさきちひろ×佐藤 卓=展』
    ~11月3日(月・祝)


    ちひろ美術館・東京
    東京都練馬区下石神井4-7-2
    TEL:03-3995-0612
    開館時間:10時~17時(入館は閉館の30分前まで)
    休:月(祝休日の場合は翌平日休館)、9/16、10/14、
    料金:¥800、高校生以下無料
    www.chihiro.jp