弊誌クリエイター連載「アイデアの扉」を担当する写真家、笠井爾示が撮った栗山千明。

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    ぱっつん前髪にまっすぐ伸びたロングヘア。栗山千明といえば、まずこの美しい黒髪を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。幼少の頃よりモデルとして活躍してきた彼女は、1997年にある決断をしました。それは、「女優の道へ進む」ということ。そして97年、映画「死国」でデビューを果たします。以降、映画、テレビ、舞台はもとより、歌手としても活躍するなど、幅広い活動をみせています。

    今年10月に30歳を迎えたという栗山。大人の階段を上ってきた彼女の、“いま”を捉えた写真集、『羽化――Emergence』が、誕生月の10月に発売されました。

    “本当の大人”への扉を開け放ち、美しさとしなやかさに磨きをかけた姿は自信にあふれる一方で、清らかな少女性もあらわになる。そんな微妙に揺れ動く彼女の姿を、写真家・笠井爾示が鮮やかに切り取っています。

    弊誌連載「アイデアの扉」で気鋭のクリエイターたちを撮っている笠井氏が、みずみずしい女優の姿を艶やかに捉えました。まだ見ぬ栗山千明を発見してみてください。(Pen編集部)

    妖艶な顔、あどけない表情、30歳になった彼女の魅力が詰め込まれている。自身を語りおろしたロングインタビューも収録。

    『羽化――Emergence』

    栗山千明 著/笠井爾示 写真
    朝日新聞出版 ¥2,484