北欧家具の巨匠「ボ―エ・モーエンセン」の生誕100年記念展示会を、アクタス 新宿店で開催。

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    自宅で使用していたオリジナルの「2213」ソファに横になる、ボーエ・モーエンセン。この「2213」ソファも展示予定だ。

    デンマークの家具デザイナーで北欧モダンデザインの礎を築いた巨匠の一人、ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)の生誕100周年を記念したエキシビションが、7月26日(土)からアクタス 新宿店で開かれます。この展示会では、彼の代表作を一堂に集結。モーエンセンのデザインが生まれた当時の様子やライフスタイルなどを紹介する展示とともに、現行の家具や、実際に自邸で使用されていた家具である「2213ソファ」など、貴重なアーカイブが見られます。さらにこの展示会は、100周年を記念して復刻した「No.1ソファ」と「ソボルグチェア」のお披露目の場ともなります。
    1972年に58歳という若さでこの世を去ったモーエンセンは、「スパニッシュチェア」や”ピープルズ・チェア(みんなの椅子)”と呼ばれる「J-39」など、数々の名作を生み出してきました。その家具は、機能的で美しく、控え目なデザインが特徴です。 特にデンマークの家具メーカー、フレデリシアファニチャー社との16年間にわたる共同活動では、同社を定義する一連の家具を生み出しました。
    今回、フレデリシアファニチャー社が復刻する「No.1ソファ」は、1955年、モーエンセンが同社最初のソファとしてデザインしたモデル「201」の100周年記念版です。「ソボルグチェア」は「新しい機械を使用して製造可能なシェル・チェアを」という目的のもと、1950年と1952年にデザインされたもの。どちらもアクタス新宿店で、展示販売されます。さらに会場では、モーエンセンとフレデリシアのデザインの歴史やルーツをまとめた冊子『MOGENSEN 100 YEAR BOOK』を配布(数量限定)。また、7月30日(水)にはゲストを迎え、モーエンセン・デザインの魅力についてのトークイベントも開催される予定です。生活に根付き、いまでも人々に愛されるモーエンセンの世界を、お楽しみください。(Pen編集部)

    左から、スペインへの旅行で古代イスラム文化から影響を受けた「スパニッシュチェア」と、デンマークで最も売れた椅子の一つ「J-39」。

    モーエンセンのアイコン「スパニッシュチェア」の図面。

    上、「No.1ソファ」 (3シート)¥558,000~ 下、「ソボルグチェア」¥61,000~

    MOGENSEN 100 YEARS EXHIBITION
    7月26日(土)~8月18日(月)

    アクタス 新宿店 2階 スカンジナビアン
    東京都新宿区新宿 2−19−1 Bygsビル
    TEL:03-3350-6011
    営業時間:11時~20時
    不定休
    www.fredericia.com
    www.actus-interior.com

    スペシャルトークセッション
    日時:7月30日(水) 
    19時~20時(受付18時45分~)
    会場:アクタス 新宿店 2階 スカンジナビアン
    ゲスト:島崎 信(武蔵野美術大学名誉教授)× 木田 隆子(『ELLE DECOR』ブランド ディレクター)
    入場無料