創業400周年を迎える「有田焼」26窯元が、史上初めて伊勢丹に結集、豆皿を展示販売します。

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    (左から時計回り)柿右衛門窯/錦松竹梅文六方梅形小皿 ¥11,000
    今右衛門窯/色鍋島唐人文皿 ¥30,000、皓洋窯/うずめだか丸小付 ¥1,000
    渓山窯/染付蛸唐草松竹梅菊型3寸小皿 ¥2,400、畑萬陶苑/色絵小手まり大盃 ¥18,000、香蘭社/赤濃瓢だ円小皿 ¥2,000(すべて税別)

    「有田焼」が2016 年に創業400 年を迎えるのをご存じでしょうか。
    このたび、400周年を目前に迎えた有田焼の魅力を発信するべく、プロジェクト「ARITA SELECITON(有田セレクション)」が始まりました。

    その活動の先駆けとして、6月10 日(水)から16日(火)、伊勢丹新宿店(会場:本館1 階 ザ・ステージ)にて、有田焼の26窯元による豆皿コレクションの展示販売が開催されます。これほどの規模で、有田焼の窯元の豆皿がひとつの売り場に集合することはいまだかつてありません。
    有田焼には、古伊万里様式、柿右衛門様式、鍋島様式の3つの伝統様式があります。金彩と赤絵が華やかな絢爛豪華な金らん手、日本画風の色絵を施した様式、赤・青・緑の3色で絵つけしたもの…豆皿のちいさな宇宙にも、美しい有田焼の伝統様式をうかがうことができます。また、窯元の中には、400年の伝統に革新の風を吹き込む若手も登場してきています。実際に手にとって、豆皿の軽やかな味わいを楽しめる絶好のチャンスと言えるでしょう。

    「ARITA SELECITON(有田セレクション)」では、「大きな産地をちいさな豆皿を通して見る」を観点として、有田焼の手引書『きんしゃい有田豆皿紀行』を発行します。
    その歴史や成り立ちはもちろん、現在、有田に存在する約150社の窯元から26社をえりすぐり、彼らが丹精込めてつくった豆皿を紹介。それぞれ個性が異なる窯元当主の人柄、魅力がにじみ出る文章、さまざまな様式の豆皿147点を原寸写真で楽しめるだけでなく、有田焼のおもな産地や見どころを親切に案内したマップも掲載しており、有田への旅には必携の1冊となっています。

    「きんしゃい」とは、佐賀地方の方言で「いらっしゃい」という意味。本書を片手に、ぜひ有田に足を運んで、お気に入りの窯元を訪ねてみてください。(Pen編集部)

    豆皿コレクション展示・販売
    期間:6月10日(水)~16日(火)
    場所:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ
    住所:東京都新宿区新宿3-14-1
    TEL:03-3352-1111
    営業時間:10時30分~20時
    期間中無休

    「国際見本市インテリアライフスタイル」
    期間:6月10日~12日(金)
    場所東京ビックサイト 西ホール:スタンドNo. 4-005
    住所:東京都江東区有明3-11-1
    開館時間:10時~18時(最終日は16時30分まで)
    ※「インテリアライフスタイル展」入場には、事前登録が必要です。

    www.kinsyai-arita.jp(6月10日公開)